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2023年新作テレビドラマ放浪記

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2023年のテレビドラマのレビューまとめです。
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記事一覧

「自転しながら公転する(第3話)」男女が惹かれ合う本質は学歴でも世の中に馴染むこ…

最後に藤原季節のように人助けをしようと、考えずに身体が動き、それによって自分が彼をわすれ…

「ノンレムの窓」人の心の深層を描こうとするバカリズム

大晦日は紅白の審査員までやってたバカリズム。もはや、一流脚本家、いや売れる脚本家となった…

「トクメイ! 警視庁特別会計係(第11話)」正義はお金に勝つという論理を納得させる…

明けましておめでとうございます。ドラマを見て書くこと、越年してしまいました。最後まで書か…

「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~(第10話)」公務員が企業の税金逃れを認…

ある意味、今期のドラマの中では残念な作品でしたね。「公務員舐めないでください」という本質…

「セクシー田中さん(第10話)」誰も結ばれないで、にこやかに生きるのも今風か?

ラストは円井わんの結婚式でベリーダンスを披露するシーン。田中さんこと木南晴夏は、この二年…

「あたりのキッチン!(第11話)」心地よく夢を追いかけるハッピーエンド!

年末、残ったビデオ編集に追われながら、見ていないドラマの消化にも追われている私。やっと、…

「自転しながら公転する(第2話)」私たちはどこに向かっているんだろう?という浮遊感がうまく描けている

前回は、藤原季節が松本穂香の家を訪ね、松本の両親にあい、中学卒の学歴と、今無職だということを素直に話すところまで。ここで、藤原がちゃんと手土産を持ってきたりする常識があったり、調理師免許を持っていて、料理の手際が良かったりするところが出てくるところで、見ている方としてはそんなに不安は感じない。というか、昔のこういう話に比べれば、人間性がしっかりしてればいいだろうとも思う。そう、大学を出たって、人間失格みたいに言われる輩は無数にいるのだから。でも、基本の学歴にこだわるのは、牛久

「マイ・セカンド・アオハル(第10話)好きな仕事に就くことと好きな人と生きることの…

そうか、このドラマは始まりが2023年で、終わりは2026年だったんですね。ということは、最後、…

「うちの弁護士は手がかかる(第10話)」ムロツヨシのサンタクロースを信じる平手友梨…

このドラマ、とにかくもムロと平手の間の軽やかなテンポの良さがドラマ全体のムードを作ってい…

「コタツがない家(第10話)」コタツがないのにサウナがあって、家族喧嘩で温もる家っ…

ドラマの全ては、吉岡秀隆の復帰漫画のあらすじだったということですな。そのくらい、まあ、毎…

「トクメイ! 警視庁特別会計係(第10話)」警察のデジタル化と予算削減と復讐劇

ドラマの大枠が見えてきて最終回に突っ込む流れは、まあいいが、結果的には最後は橋本環奈が捜…

「フェルマーの料理(第10話)」結果的には、料理を通した友情物語でしかなかったのか…

最終回、最後の風景は高橋文哉が志尊淳と二人でレストランを開いているという画。店の名前は「…

「セクシー田中さん(第9話)」恋愛発展途上者の、意識の奥底の恋心みたいな・・・

最終回前、恋愛に関して経験が少ない二人が、その気持ちの本質に戸惑うという回である。こうい…

「たとえあなたを忘れても(第9話)」ラスト、信頼で結ばれてるという画に皆がどう思うか?という問いかけ

前回のラストで不穏な雰囲気というか、寝起きの萩原利久の視線が定まらないのが気になった。そして、それが最終回のラストにつながる。子供が寄ってきて萩原の膝枕に乗っかり、隣に堀田真由が座る。堀田が握る萩原の手。それを握り返す萩原。その前のあるテレビには廃墟でピアノを弾く堀田が写っている。なかなか、意味深な終わり方。「あしたのジョー」の最後のように、そこで萩原に記憶があるのかないのかは断定はできない。でも、ほとんどの人が記憶がなくなってると思ってるかもしれない。萩原の演技はそういう演