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「時をかけるな、恋人たち(第9話)」そんなに未来人がウヨウヨいるなら、パトロールしきれないだろう・・。

で、吉岡里帆と永山瑛太の駆け落ち犯罪は見つかったものの、柚子胡椒キャラメルの企画やってるところで、吉岡の上司の岩谷健司がどうも、航時法違反をしているという容疑が出て、二人で調べに行くことに。

すると、当たり前のようにそこには、一年前の吉岡がいる。話すことはできないのだが、この見ている状況は許されるのか?SF的見解として、これがタイムパラドックスになるかどうかは議論が分かれるところだろう。そういえば、世の中には3人はそっくりの人間が存在するなどという人がいたが、それは、タイムパラドックスは3人までは許されるみたいなことなのかもしれない。が、流石に同じ時間の同じ場所に3人の吉岡里帆がいるみたいなことをしようとする人はいないだろう。というか、そこまでやる劇を上田誠には書いていただきたい気もする。

そして、この時空を超えたのぞきみたいな中に、吉岡里帆と西垣匠の失恋があったり、西垣と受付嬢の田中真琴との恋愛模様があったりする。そして、未来から来た吉岡に田中が接触することで、上司の犯罪を突き詰められるというのも、時間の乱れをさらに面倒くさくしているわけだが、まあ、こういうドラマそういう掟破りで成り立ってるんですよね。ということで、前回、田中がタイムボードを使って時間を乗り越えてきた意味が少しつながってきた。彼女がどこでタイムボードの存在まで知ってしまうのかは。あとで出てくるんですよね。すごく気になる。

そして、田中に吉岡が、柚子胡椒キャラメルのセールスの仕方について教えてしまうわけだが、思ったとおり、それを西垣に教える田中。歴史上は、西垣が出したアイデアが採用されるということになるのだが、こういう裏事情を知ってしまうと、このアイデアを出した人間がいないということがわかる。それでいいのか?いや、世の中の出来事全て宇宙(神様)の思し召しと考えれば、個人が作ったものなんてないのではないかとも思えてしまうのでそれでいいのではないか?そう、この世の中には著作権とか言ってるものがあるが、ミッキーマウスだって、未来人がディズニーに教えたもので、ディズニーはそのおかげで今だに大儲けしているかもしれないのだ。言っていることわかりますか?私もよくわかりません。

そして、岩谷が未来の出来事を知るために会っていたのが、タイムパトロール隊員のシソンヌ・じろう、だったことでまた面倒臭い話になる。ここで、未来の出来事を過去の人に教えるというのはどういう犯罪になるのだろうか?ギャンブルで大儲けをするというのはいけないかもしれないが、そのギャンブルも、パラレルワールドの他の時空に言って仕舞えば、必勝法が当たらないかもしれない。まあ、だから、SF的にも、絶対はないのだと思うのですよ。量子力学的なものが皆に浸透していく時代に、この辺の問題は大きく、本当に透明人間になれたら、男は女湯に入れるのかに近い問題なわけですよ(違うか?)。ということで、頭が混沌とした中で次回に進みます。

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