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「パティスリーMON(第10話)」新しいキャラを入れることで、主人公の心は変わるの?

前回のラストに桐山漣がMONに入ってくるという流れの中、それなりの技術がある桐山は、店のパワーにはなっているが、今までのMONのキャラではない。ワイルドそうで、優しいならいいわけだが、畑芽育に話す時にももう一つ棘がある。そして、接客でクレームをつけられる。

回想シーンも含め、最後に濵田崇裕のところにやってきた、桐山の妻の安達祐実には、過去の何かが秘められている。安達は、こういう役に使われるには適当なのだろうが、畑と比べたら年齢がいき過ぎている。今、42歳の安達と21歳の畑とは、年齢で倍の差があるのだ。これは、ちょっと変ではとは思うが、見た目がそれほど変ではないのでこれでいいのか?

いや、この間まで畑のライバルだった山崎紘菜は29歳で、そのくらいが恋敵としては適当な限界な気がする。とはいえ、山崎は濵田には全く気がなかったみたいだから、畑の恋心がそんなに安達が揺らすこともない気がする。

というか、桐山も安達も、このドラマの中にあっては異分子感がすごくあるのが気になる。中川大輔がホテルに職場を移し、仕事もうまくいってるみたいだが、それが、畑の心を惑わす感じでもないし、桐山の存在もそれほど面倒な感じではない。そう、畑の心はそんなに揺らいでないのに、まだ濵田の心がマックスに至ってないので、色々と動かない中で、彼の過去の精算みたいな話がここに出てきたのだろう。昔は、少女漫画ももっと女の嫉妬みたいなものを強く描いていた感じがあるが、昨今は、そういう単純系は作らないのですよね。まあ、この安達との過去との話がドラマをどう動かすかがクライマックスで必要なのかどうか?

で、年齢の話が気になったので、濵田の歳を見たら、もう35歳。桐山漣も39
歳であり、安達が恋愛対象としてはそんなに問題ないことを知る。そう、この恋愛話、畑が若すぎるのだ。畑の相手としたら、26歳の中川大輔が最も似合ってると思うのだが、そこが最初に切られた感じは変なドラマとも言える。

というか、旧ジャニーズ系の皆さんが、意外にもう歳いっちゃってるんですよね。そういう意味では、ここからの彼らの行く末は想う以上に大変なのかも知れない。もっと若い男を使った恋愛ドラマの方がやはり需要はあるでしょうからね。

とにかくも、桐山が一種の異分子としてドラマを再度動かしてるのだが、まだまだ中川と畑が最後に一緒になる的な話になっても全然問題ない気はするよね。

そして、今回の畑から濱田へのケーキのプレゼントシーンはなかなか良かったですね。でも、ここで畑を抱きしめられない濱田はちょっとね?という感じでしたよね。

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