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「トクメイ! 警視庁特別会計係(第7話)」1億円の落とし物と特殊詐欺と通訳と・・。

まずは、万町署を統廃合から守るために、橋本環奈が「シン・予算削減案」なるものをプレゼンし出す。バックミュージックはゴジラっぽいやつ。もう、このドラマ、怪獣でも出てきて予算など関係ない次元に飛ばした方が面白い気もしてきた。大体、橋本環奈はそういう異次元なドラマで映えるアニメ的なキャラでしかないのだから、そっちの方向にするべきだ。というよりも、橋本がそういう子供番組を経験していないのが不思議だったりもする。

そんな中で、今回は1億円の落とし物が、所有者が見つからず、拾った外国人に渡されることになるかどうかという話。まずは、その1億円は私のものだという、どうしようもない輩が集まってくるが、その中にどう考えても大貫さん?と思えるような格好でいる人もいて、こういう細かいの今の若い人にはわからないですよね。そう、このドラマ、脚本は結構古臭い。

そして、1億円を拾ったという外人は入院していて、通訳がいないと事情聴取もできないという有様であり、通訳を頼むととんでもないお金が発生するという万町署にしたら困った案件。でもね、どんなに辺鄙な国の言葉であっても、通訳する仕事量は変わらないのだから、その言葉によって多少の上乗せがあっても、ただの一回の通訳で100万単位の金が動くのはおかしいですよ。そういうのは、間に何人入ってるのというところで、もはやそんな時代ではないと思います。そういうところもドラマでは古いですよね。

そして、そんなところで、その外国人に仕事を斡旋したという筒井真理子がやってくる。彼女は通訳もできるというのでありがたがる警察だが、こういうよくわからない人を最初に調べずに捜査に協力させるのもどうかと思いますよね。まあ、ドラマ全体がそういうゆるさを持っているから、彼女に騙されるという流れでもいいのでしょうね。私的には安易な展開だと思いました。

そして、彼女が通訳した時の外国人の振る舞いのおかしさから、彼女の怪しさにすぐに気づくべきなのに時間がかかりすぎる。結果的には、筒井が特殊詐欺に関わっていて、外国人は運び屋をやらされていたという流れ。

しかし、外国人のノッカーさん役の人、星野源が歳取ったみたいな感じでしたね。そして、なかなか演技はうまかった。こういう外国人俳優には昨今困らない日本なのでしょうか?

そして、もう少しパラレルで描かれてもいいような「X」を追う話は最後に新しい展開が。しかし、USBをベンチに貼り付けるような取引をやるような人が今もいるのですかね?こういう仕掛けも古臭さを感じろドラマではあります。まあ、これ以上面白くなる要素はないよね。

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