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「今日からヒットマン(第5話)」次々に狙われて、今回は3人も殺してしまったね。

最後に妻にネックレスをプレゼントして、なんとか家庭の平和を守る相葉雅紀だったが、考えれば、いっぱい人を殺しているのに、スナイパーとしての報酬の話は出てこなくなった。最初に億の金を断っていたから、その後もコンビニのボランティアスナイパーとして働いてる感じなのだろうが、もったいない話だ。命をかけているのだから、貰えるものはもらったほうがいいと思うのは私だけだろうか?というか、そんないい人が殺し屋なんてできるの?というそういう異次元さが面白いのだろう。

そう、サラリーマン社会と殺し屋社会、そして家庭の描き方のバランスはすこぶる良い。そして、アクションシーンがしっかりできてるのでなかなか面白いのだ。山本舞香がやはり運動神経がいいことがよくわかる今回でもあった。彼女のキャピキャピ感が世界の嘘っぽいところをさらに嘘っぽくしてる感じが好きだったりもする。

で、今回は前回の続きで栗原類演じるスナフキンと二丁の遭遇から。スナフキンは船橋から裏切られたような感じで二丁に近づき、カンウという50億持ち逃げしようとした男に近づく。そして、スナフキンの罠で相葉、山本、そして本多力が捕まってしまうのだが、カンウをバカにしながらもけしかけて、相葉がモデルガンを使うからと、一対一の勝負を申し出る。スナフキンもいることだし、カンウはそれを受ける。ここで、ほとんどノープランの中で縄を解いた山本が部屋の明かりを消して勝負するまで考えるのは、優秀な営業マンでもできないだろう。しかし、そんな中で人を2人撃ち殺せる相葉雅紀。オリンピックでられるんじゃない?まあ、こういう隠れた技能を持っているサラリーマンがいてもおかしくはないが・・。それよりも、強いと思ってたスナフキンが意外に弱かったのには残念。

そして、筧利夫と約束した通り、殺し屋を辞められると思った相葉は、筧が千葉の統括に昇進したので習志野支部長時代の約束は無効だと言い出し、その上、その昇格に怒った船橋の支部長のアゴが、相葉を殺そうと追いかけてくる状況に。そこで、標的になったのは妻である本仮屋ユイカ。顔は見られなかったものの、アゴが本仮屋を殺そうとした時に出会ってしまう相葉。こういうシチュエーションは昔からよくあるが、絶対に本人だとわかるよね、っていつも思う。そして、警察に電話しようとする本仮屋を止めたのが、山本。もはや、相葉が認めなくても、良いバディになっている。この殺し屋話は相葉一人では成立してない部分が多いのですよね。そういうストーリーの流れと人の位置みたいなものがなかなか上手い作りになってると思う。

そして、また強い刺客が現れるようだが、この話、誰を殺せば終わりなの?その辺がよくわからないところというか、どうでもいい感じがまた面白かったりもしますよね。

そんな凶暴な話の中で、「リンゴパイ」を「リンコパイ」に間違えるというような広告事案などもスッと違和感なく入り込んでくるところも面白いし、脚本良くできてますよね。ある意味、今クールの軽いドラマでは一番面白いかも・・。

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