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「闇バイト家族」刑事に操られる、コソ泥家族という面白さ。

テレ東の深夜ドラマでこのネタなら、コミック原作かと思ったら、完全オリジナル。そして、キャストを見ても少し贅沢な感じ。予算少し増えた?でも、「バイプレイヤーズ」とか放送した時間だから、まあ、このくらいは平気な感じか?最近は、毎クール出番がある鈴木央士の主演作で、ヒロイン?は山本舞香。前クールの「今日からスナイパー」と印象的には似たような役。彼女、そこそこアクションできるのでそういうの使って欲しいですね。

そして、偽家族の両親役が、光石研と麻生祐美とは贅沢。というか、今年も春から光石研は忙しそうだ。野間口徹もそうだが、隙間がないほどの仕事が入るのはすごいですよね。で、祖父役の前科24犯の男が綾田俊樹。役的には80歳となってるが、本人まだ73歳。これ、老けメイクしてるのでしょうか?

まずは、ネットで闇バイトに応募した5人が空き巣に入るところから。結果的には金庫が開けられず、持ち運び出すこともできずに逃げる羽目に、そして、その帰りに人を轢いてしまい、その現場写真が送られてきて5人が再度集められるという流れ。

そこで、また集められる5人。そこに現れた三時と名乗る吹越満。轢き逃げしたことを脅迫材料に5人を「闇バイト家族」に仕上げ、今度は5人で引っ越してきたとしてお隣さんの近藤公園の家から金を盗むミッション。しかし、引っ越してきての挨拶が光石だけ博多弁なのが妙におかしかった。というか、彼のデビュー作「博多っ子純情」を思い出したのは私くらいか?彼の出身は福岡なんですよね。あと、近藤の家の犬が「りく」って名前に聞こえたが、鈴鹿の「ゆりあ先生の赤い糸」の役名に絡んでるわけじゃないですよね。と思ったら、麻生さん、偽でも2クール連続で鈴鹿のお母さんだね。こういうのわかってくると面白くなってくるよね。

そして、近藤が悪いやつで、5人は空き巣に入って見つかって、自分を埋める穴を掘らされる羽目に。そこで、鈴鹿が裏切ろうとしたり、まだまだ団結力のない5人。そして、危機一髪のところで警察がやってきて近藤は捕まっていく。で、彼は何の犯罪をしてたの?そこがわからなくてちょっとザワザワしたが、全ては刑事の吹越の仕込みであったことがわかり、ひき逃げもフェイクだったことがわかるが、金も奪えず命拾いした5人は豚肉ですき焼き。この食事風景がどれだけリッチになっていくかは楽しみですね。

まあ、この闇バイト家族のキャラが明確なので面白そうなドラマにはなりそう。あとは、吹越の正体がいつバレるかが大事なところかな。で、この不景気な変な社会で刑事がそういうガラクタ集めて事件解決するって、まあ、ないことでもない気がするのが辛いよね。


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