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「闇バイト家族(第12話)」黒幕は予想通りで、詐欺師一家は解散しないの?

最後の警察内の闇の人物が諏訪太郎だったというのは、私の思った通り。それを最後に吹越満が突き止めて、闇バイト家族が彼を包囲して捕まえるという流れは、大団円という感じでしたな。

そんな最終回、前回のロシアンルーレットの場面から。これ、仕掛けなしなの?鈴鹿が先に3発撃つという流れ、スリリングではあるが、マジだとあまり面白くはない。結果的には2発しか撃っていないのだが、このロシアンルーレット本物だったというのは面白さには欠けるよね。鈴鹿がそんな勇気があるわけないじゃん。

で、山本舞香とデリバリーの夏生大湖によって運ばれたブツはなかなか極上で取引成立。それを作った中国人たちが最終回出てこなかったのは寂しかったね。そう、彼らとの交流が面白かっただけに、この流れは淡白に見える。そして、デリバリーの夏生が、「D」のプランナーだったと告白。ここにくると、「D」というのは犯罪組織なのだが、あまり悪い人たちに感じないところは、闇バイト家族が完全にアウトローな存在になってしまったからだろう。

で、そこに吹越満が久々の登場。というか、吹越の足取りをしっかり描いてないのだよね。その辺はいい加減な深夜ドラマである。で、夏生が吹越の息子だとか、どうでもいい情報が入ってくる。これ、別になくてあっても良かったかな?だが、吹越が急ごしらえした闇バイト家族が夏生には優秀な詐欺師に見えたようで、その辺りは、彼らの成長物語という結論なのかもしれない。

で、ポケットマネーで報酬を払う吹越も素敵だし、その報酬を皆、山本舞香が必要なお金として皆が与えるのも素敵な話だとか、そんな善人話にしてどうするんだって!

とにかくも、深夜にしたら豪華なキャストだったので、それなりに楽しめました。というか、「D」とか闇の組織を追う話はどうでもよくって、この偽家族を描くドラマだったわけですよね。この中では、若い2人には出せない味を出していた、綾田俊樹と博多弁で通した光石研の役回りが絶妙でしたね。まあ、光石さんがよく使われるのは、こういう役ができるという意外性もあるんですよね。すごい!山本舞香のアクションはもう少し見たかったけれどもね。

ということで、結構楽しませていただいた12話でした。深夜ドラマはこういうキャストのものが見られるから楽しいというところもありますよね。テレ東さんには、さらに頑張ってこの辺のドラマを作っていただきたい!最後にまた家族にバイトの話きてたけれど、シーズン2があっても必ず見ますよ。

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