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「消せない「私」~復讐の連鎖~(第7話)」復讐の最終章と連絡先交換する友人の刑事と

ラスト、片山友希と久々に出会う志田彩良。そして、彼女が今、刑事であることを聞かされる。このドラマの終幕は片山がつけるという感じが綺麗だとは思うが、それがどういう形であれ、志田が行った復讐がドラマとして最後にどのような意味を持つかというところが大事なのだと思う。

今回は、前回、会社のプレゼンの席で辱めをうけ、警察に捕まった芳村宗治郎が自殺したところから。彼の子供は可哀想な気もするが、どこまでもダメな奴は死ぬしか道はないのだろうと思う。というか、彼のように人生舐めていたために未来が閉ざされる人は少なくない気がする。欲望の解消の仕方も一つでは辛いということ・・。いや、彼はその吐きどころを一人にしなかったからこうなったんじゃないのと思った人たち、そうではなくSEX以外の欲望がないということは辛いということです。

そして、標的の3人目、小日向ゆかは、最も復讐がしにくい。誘導者でも実行者でもないために、どうやって復讐しようかと、志田と本郷奏多が相談するところから、今回の復讐スタートとなるが、それは、本郷の手下でありホストの阿佐辰美が仕掛けることになる。しかし、少し迷って志田のサポートをする本郷だが、最後まで付き合う気になってるのはわかるが、最後に自分に火の粉が飛んでくることは考えないのか?志田との関係性もかなり微妙に見えるところはあるし・・。

あと、復讐の標的になってる小日向も、芳村が自殺したことで、ベッドで話せないでいる吉本実優に叫びかかる。吉本のせいにして、自分は関係ないという感じ。ある意味、こういう女が一番面倒臭いとは言える。

阿佐は街中で小日向にぶつかってスマホを落とす。そして、割れたことによって、弁償する話に持っていく。(実際はその前に割れていたわけだが、まあ。すんなり受け入れるのは単純な女というところ)そして、ホストクラブにも連れて行き、ご馳走して、油断させる。そして、何回かスマホで呼び出すものの、同伴するわけではない。そこが、返って気になる存在にさせる手段なのだろう。

最後まで阿佐が仕掛け人ということもないだろうから、ここから志田がどうやって小日向を追い込み、彼女をどう復帰不能にするぐらい追い込んで復讐するかは、次回の見物だが、3人目も結構エグいことをするのでしょうな。

そして、そこのところに片山が刑事として関係してくるのか?志田の復讐の実態をどういうところから突き止めていくのかはすごく興味がある。でも、一人目の結婚式といい、二人目のプレゼントいい、かなり普通ではないことを仕掛けているわけで、出席者の証言を聞き込みすれば、その向こうに簡単に志田の姿は見えてきそうではある。そして、片山は同級生で志田にあったことは知っているし、復讐された3人も同級生となれば、もうビンゴだと思うのだが・・。ドラマがどういう流れでそこに辿り着いていくかが楽しみというところですね。

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