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「トクメイ! 警視庁特別会計係(第6話)」アルバイト詐欺グループと監禁とチャーハン

先週からの流れで「X」をみんなで追うのかと思いきや、みんなそれとは関係なく動き出す。そして、橋本の話に乗りそうな松本まりかとお茶を飲もうとして、詐欺のアルバイトグループに監禁されてしまう二人。そして、それを解決するまでが今回の話で、橋本環奈が縛られていた分、動かなかったのでドラマはなかなか面白かった。橋本がお守りにGPSを仕込んでいたとか、それが彼女の席にあるサボテンに繋がってるだとか、あまり彼女のやってることは役に立たない描き方は、ドラマを書いてる方も彼女を主役にすることに困ってる感じが見える。脚本家の本音が知りたい!

しかし、GPSで追いかけてきた喫茶店は休み。そして、そこを監視するために向かいの中華店を使わせてもらう算段。まずは、この店が☆ひとつの評価の店で、食事をしようとすると、「今日は炒飯しかない」という。確かに無愛想であり、味も☆ひとつだと、徳重聡に語らせる。彼、そういう役なんですよね。それなりに面白くはあるが、どうもキャラがはっきりしないところが存在感の弱さに繋がってる気もしますね。これからどんな俳優になるか興味はあるますが・・。

そして、突然に沢村一樹は佐藤二朗をそこに呼んで炒飯を作らせる。そして大量の注文。それを警察で売って経費を作るということか?と思ったが、それでこの中華店を張り込み場にした営業保証金を作ったのね。客など来ない店に警察は優しい。そういえば、韓国映画でフライドチキン店で張り込むのありましたね「エクストリーム・ジョブ」。テイストも似た感じだから、真似したネタかもしれませんね。あちらは刑事が営業までしてしまい儲かるという話だったが・・・。

そして、橋本と松本が中で監禁されてることがわかり、SATまで来るが、出前の電話があったことで沢村が中に飛び込む。だが、アルバイトの詐欺共犯者はそこに目的の金がないこともわかり興奮して危ない状況。とにかくも、彼らを雇った男を捕まえないと埒が開かないと彼を探し出す。その男のヒントは、橋本らがFAXを使って情報を送るということをやらせるのだが、これ、監禁した犯人のミスでよね。二人を椅子に縛りつけるものの車がついた動く椅子だし、胴回りも手首も縛りつけるもFAXできるくらいユルユルなのは何?これから、こういう犯罪をする方、気をつけましょうね。初歩的なミスですよ、これ。

そう、最近は特殊詐欺なんかは、ネットで素人の仲間集めてやってるところも多いみたいだから、こんな間の抜けた犯罪は多いのだと思います。橋本のような間の抜けた刑事がいるかは知りませんが、このドラマ、コメディとしても中途半端なのでが、現代の間の抜け方を描いていると考えれば、面白いのかもしれません。

そして、最後に佐藤二朗の作る炒飯の隠し味の話。特に変わったものは入れていないが美味かったということ。そう、飲食店って、その店の空気と作る人の愛情で決まってたりするんですよね・・。ドラマも同じだと思います。


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