見出し画像

「忍者に結婚は難しい(第2話)」ラブコメとスパイ戦の比重をどう置いていくのか?

題名からして、このドラマは「ラブコメ」なのだろう。ということで、今回は前回の殺人事件の話を引き摺りながらも、鈴木伸之と菜々緒の離婚の話で始まった。結局は、鈴木の男としてのだらしなさが、菜々緒には耐えきれないという感じなのだが、これは、途中で出てくる、伊賀は組織の集団で、甲賀は一匹狼の集まりみたいなところに通じているのだろうか?よくわからないが、性格的にこの二つの集団が相容れないという感じで物語が進んでいくなら、それはそれで面白い。

それは、郵便局という統率の取れた職業と、薬剤師という資格商売との違いとも言えるのかもしれない。菜々緒の妹の山本舞香も薬剤師を目指しているような話が出てくるが、そのあたり、どういう設定なのか少し気になったりもする。そして、その姉がともさかりえというのは、少し歳が離れている気もするが、忍者っぽくはある。

そして、父親の古田新太もそうだが、遠藤憲一が登場。甲賀の方はかなりの曲者揃いにしてある設定がどう生きてくるのだろうか?

鈴木の側には、幼馴染の吉谷彩子が、可愛らしく登場。この間の「舞い上がれ」でのボーイッシュな雰囲気とはまた違った彼女。そう見ると、芝居の幅が広がってる感じには見える。派手さはないが、どのように絡んでくるかは期待。まあ、菜々緒にその中を疑われる役なのでしょうね。

ということで、大体のキャラが出揃ってきた感じで、ここからが忍者合戦の本格化なのだろうが、そのあたりがこの2回目ではかなり薄めに扱われていて、離婚の話に偏っている気がした。こういう二つの顔を持つドラマはそのあたりのバランスが大事なわけで、そのあたりの構成の仕方も見どころではあるのですよね。

しかし、伊賀の使った手裏剣を甲賀がダサいといいうのは、あくまでも、甲賀は最新兵器で忍びを行うということか?前回はドローンが出てきたが、もっと派手な兵器を出してほしい気もする。

そんな、不穏なスパイ合戦の中で、両方に絡んでくる忍者居酒屋で働く藤原大祐。かなりウザい設定の男だが、巻き込まれるわけのわからない一般人ということで面白いのだろうが、ネットを使って情報収集できる点が彼の役所?彼のような存在をドラマの中でどう使い回すかというのも脚本の良し悪しを決めるところですよね。

まあ、ここまで見てきて、それなりに面白くはあるのですが、やはり私的には菜々緒さんの鉄仮面的な顔が今ひとつ苦手でありまして、彼女、もう少し柔らかい表情出せないのかな?それができると女優としてのポイント高くなると思うのですけどね。

とにかくも3回目も見る感じにはなっております。


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?