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「うちの弁護士は手がかかる(第10話)」ムロツヨシのサンタクロースを信じる平手友梨奈に魅了され終わる軽やかさ

このドラマ、とにかくもムロと平手の間の軽やかなテンポの良さがドラマ全体のムードを作っていたようだ。そして、村川絵梨はじめ、弁護士事務所メンバーのチームワークのよさも心地よかったりする。芸能マスコミは平手を女王様扱いするわけだが、ドラマからはそれを見て取ることはできない。もし、彼女が本当にそういう領域に立つなら、もう少し歳を取ってからだろう。とにかくも、今の平手友梨奈には、他の若手女優にない独特のオーラがあることは確かなわけで、その辺りを前に出してドラマ、映画をいっぱい撮っていただきたいと思う。そのくらい今の平手が素敵である。

最終回、先週からの看護師不当解雇問題と、平手友梨奈の弁護士資格問題を追う続き。平手の資格問題に関しては、姉の江口のりこが、関係者にまで口裏を合わさせて振りまいた風評だったことがわかった。野間口徹の口からそれがわかるというのは、わかりやすかった。しかし、野間口さん、今年もいろんなドラマにご出演、ご苦労様でした。来年は、もう少し他の役者さんに役を分けてあげても良いと思いますが・・・。そして、今年の江口のりこは少し面白さが足りなかった気がする「ソロ活女子のすすめ」は来年もシリーズが続くらしいが、もっと連ドラの中で記憶に残る役をやっていただきたい。今回の役もヒールはいいが、最後に法廷での姉妹対決が見たかったところ。ねえ、そういうシーン見たかったでしょ、皆様!それがあって、姉妹が少し近づくとかはなくてもいいけど、続編が見たい感じにするとかね・・。

そして、司法判断を迫られる、志田未来への不当解雇問題は、病院内の結託がなかなか固く、崩すことに苦労する。平手自身が入院してみたり、村川が看護師に化けて患者から聞き出そうとしたり、必死に動く「香澄法律事務所」。本当に、ここまで動いてくれる事務所があるなら、それはそれで素敵ですよね。この事務所の創作はこのドラマでグッドジョブだったことは確か。

そして、結果的には、医師の浅香航大が自分のミスを認める流れになる。江口は、それを隠すことで助からない患者が助かるようにもなるとかいうが、嘘はやはりダメであり、こういう嘘を認めて正義だと振りかざすようなことは、世の中にはあるのだろうねと思わせるところがなかなか辛かったりはする。そういう社会への定義も含め、結構、問題は的確に扱ってるドラマだし、平手の弁護士の成長をムロがうまくアシストしていく姿もなかなか好感がモテました。そして、ワンクールが終わっておかわりしたい感じではあります。是非、続編お願いできるなら、お願いしたいところです!

で、最後にムロサンタを本当のサンタと信じる平手がキュートではありました。こういう子供と大人の間の芝居が可能なうちに、平手のドラマをいっぱい作って欲しいというのが私の祈りなわけです!サンタさん叶えて!


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