見出し画像

「CODE~願いの代償~(第5話)」結果的にCODEは敵と味方みたいな属性を操って世界を思いの儘にしていく?

多分、黒幕は玉山鉄二?一人傍観者の形で登場するが、スマホを触るところも出てこないのがミソ。つまり、彼レベルの俳優をウロウロさせる不穏さで表現する形。

もう一人の不穏なフリーランスのSPの松下奈緒は、坂口を殺害しろという指令を受けて、警察の罠にハマる。彼女が臼田あさ美の殺害にどこまで関わっているのか?とにかくも、子供の手術費用3億円を集めるために、CODEの仕事をしているのは分かった。そして、ここまでで8000万円が集まったのがわかる。3億円集めるには、何人を殺せばいいのか?殺し屋にしても割が悪いのではないかと思ったりする。ある意味、CODEを使ったものは中毒のようにそれに縋るしかないということか?

そして、CODEはユーザーがいなくなったら勝手に増殖するということもわかった。まあ、不幸の手紙はAIの手にかかり人間社会を撲滅していくということなのか?というか、プログラムが生命体として増えるような話が最近増えてるような気がするが、もう、シンギュラリティというよりは、全く別の社会がシステムの中にできて、人間社会に対峙してくるみたいな感じにも見える。そう考えると、ポンコツを露呈している「マイナンバーカード」くらいのシステムが一番可愛いのかもしれない・・。政治家があまりシステムに詳しくなることもよくないから、河野太郎氏くらいの脳みそが適切かと思える今日この頃だ・・。

そして、エレベーター殺人現場での鈴木浩介のビデオはフェイクだったことがわかる。昨今の刑事ドラマは監視ビデオが決め手になって犯罪が解決する話が多いが、もうそれもあまり信用できないものになっている時代である。
この間「合理的にあり得ない」の中でも即時にCG処理したビデオを見せて事件解決に持ち込む話もあったが、ビデオ映像=真実という時代は終わったのですね。

私的には、偽ビデオがいっぱい出回って、真実がわからなくなる「藪の中」的なシナリオを考えていたりしたのだが、そんなもの皆が考えているのだろう。その先を考えないとね・・。

とにかくも、反社の中にも警察の中にもCODEプレイヤーがいて、もはや、その目的もよくわからなくなってきた。だいたい、CODEから出ている報酬はどこから出ているのかとか、視聴者は、このロールプレイングゲームの中でまんまと迷路の中に入っているわけだ。ドラマはちょうど折り返し点。松下奈緒の話もここで終わりではないだろう。坂口にはもっと危険な修羅場が待っていそうだし、まあ、見ていて飽きないドラマではありますよね。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?