見出し画像

「イップス(第2話)」やはり、事件の作り方が今ひとつ甘いのと篠原涼子がおばさんなのがね・・。

篠原涼子が、ある意味可愛さを残したままのおばさんにしか見えないのですよね。ある意味、そういう女性が昨今は一定数いて、それは確かに昔のおばさんとは違うのですが、なんか中途半端な感じにも見える私です。まあ、男性にも言えることですよね。そんな感じだから、人気作家なのにイップスで何も書けなくなってしまったということなのかもしれなし、イップスだからおばさんみたいな演技になるとも言えるのでしょうか?結果的に何を言いたいかというと、篠原のキャラがもう一つまったりしすぎてるんですよね。

そして、小説が書けないということを画にするのに、たびたび、手がキーボードを打とうとして止まるような芝居が入るわけですが、そんなこと絶対にないです。書けないときは、多分、どうでもいいもの検索して気を紛らすのが本当。PCという機器はワープロではないということをもっと知るべきでは?

で、2回目はYouTuberの2人組が、意見が合わなくて相方を青酸カリで殺し、そのアリバイを明確にするためにナマ配信するという話。前回と同様、最初に犯罪シーンを見せる段階で、加害者の藤原季節が使った粉が青酸カリだとわからないのは不親切。あと、最初にカシスオレンジに入れたのがスピリタスか何かだというのも説明しないとね。何故にこういう中途半端を続けるのか?まあ、脚本のオークラはあまり推理小説ファンでもないのでしょうな。

で、殺人動機も、YouTuberとして人気は出たものの、初期の向き合い方が変わってヤラセが多くなったから、意見する細川岳が疎ましくなり、藤原が消してしまおうと思ったという稚拙な話。この辺りが全く面白くないし、作り手がYouTuberという人種を軽くみすぎている気がする。だから、主犯の藤原の気持ちみたいなものが全くわからないというところ・・。

で、こんなYouTuberが、裏サイトとか使えばすぐ手に入るのかもしれないが、青酸カリを持ってるというのは不自然だし、その入手経路を調べない警察もおかしい。

というか、やはり、このドラマは、篠原とバカリズムの謎解きが大事なところなのだとは思うのだが、結果的には、バカリズムがそこそこ謎解きの天才であり、その力に頼りすぎていて、なんか、篠原のおばさんの必要性も感じないのはいただけないわけです。で、それで彼女が小説書けるようになるならいいが、結局、彼女ははバカリズム自体を小説にしたいと言い出す。何じゃそりゃである。そして、バカリズムは篠原の小説のファンなのだろうが、篠原自身に興味があるわけでもないようなので、恋愛ものになる要素もなく、なんか、向かう所がよくわからないドラマですよね。

オークラという方、前期の「となりのナースエイド」もそうだったが、ドラマのいろんな要素をごちゃ混ぜにして、カクテル作ってる感じ。それも、結果、美味しくないやつ。3話目もあまり期待できないけど、まあ、見てみましょう。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?