見出し画像

「ソロ活女子のススメ3」東京を一人でブラブラする女子は増えているのだろうか?

さあ、春のドラマが次々と始まる。また忙しくはなってくるが、やはり楽しい。まあ、最近は今ひとつ刺激的なものが少なくなってきている気はするが、テレビという媒体も過度期であり、生き残るためにも作り手の皆様にはワクワクしながら作っていただきたいところ。

そして、その先頭を切るのがこの作品。今回でシーズン3。主役に江口のりこを選んだのが正解だったのだろう。こういうキャスティングは「孤独のグルメ」あたりから始まってる気がする。そう、深夜帯に、性格俳優的な人たちの仕事場もつくられたということだろう。だからかどうかは知らないが、初回に、フレンチフルコースの感想をモノローグするところで「五郎さん」の名前を出したりしていた。まあ、あちらの番組の成功があってこのシリーズも続いているのだろう。

そして、今回も誕生日を一人で祝うところから。シーズン1、2と同じようなシチュエーションにすることでうまくうまく回想もいれられるから、ドラマ作りとしてはわかりやすい作りになる。その誕生日、一回目はリムジンでドライブ。2度目はヘリクルーズだった。そして今回は東京湾クルーズ。これで、陸海空のゴージャスプランのコンプルートができたということなのだろう。

しかし、江口のりこという人にこの役がすごく似合ってる感があるのは何故だろうか?そんなにコミュニケーション能力が高いようなに見えないところなのだろうか?それでいて、好奇心旺盛なところもあるように見える。結果的には、俳優としての役どころのように、得体の知れないお姉さんという感じの人が、得体の知れないことにチャレンジしていくのが楽しいというところだろう。

そして、今回の東京湾クルーズ。やっとこういうクルーズ船も商売として復活してきているのだろう。この番組を見てまた予約が増えそうな気がする。東京湾の橋を潜りながら、ハートマークの航路を辿るとは、なかなか考えられている。そして、食事を前に押し出してのクルーズは、確かに日常からの解放には良いのだろう。まあ、景気がイマイチの中だが、海外に行くようなことではなくプチ贅沢する感じならなかなか良い企画に見える。

今回のゲストは、大塚寧々。東京に出てきてから、東京のスポットを一人楽しんでいるという役。この話を聞いて、「私もやってみよう」というような、この春に新しく東京都民になった人たちもいることだろう。そういう意味も含めてこういう脚本にしているのでしょうね。そこに春を感じたりもする。

しかし、大塚寧々という役者も長くこの場所にいるものだと思ったりもする。もちろん、その美貌の変わらないところはあるが、特に主役を張る位置でもないのに、いればそれなりに存在感を示す。そう考えれば、大塚も江口のりこの位置と同じようなところで俳優人生送っているのかも知れない。

昨今、江口のりこのドラマ出演が抑えられているようにも見られるが、やはり、スパイスとしては重要な俳優さんですよね。今回のこのシリーズも楽しみに見させていただきます。

この記事が参加している募集

#テレビドラマ感想文

21,101件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?