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「トクメイ! 警視庁特別会計係(第9話)」警察内の人間がXだとわかったことで、それが巷のニュースにある流れはあるのか?

窃盗犯係の署員が、ヨロズくんの着ぐるみを持ち出して、その中に1億円隠して盗み出したって、これ、警察の中で起こったスキャンダルとしてはとんでもない話ですよね。それがあまり重大な感じにはなっていないのが不可解。つまり、こんなことがあったら、警察組織自体に問題があるとマスコミが騒ぎ出すはずなのに、そんなこともなく、警察署内で犯人探しがされているだけ。それも見つけ出したのは、捜査を外された沢村一樹の部下たち。もう、組織として、庶民に報じないとダメだろうと思うのだが、まだ、内部での責任なすりあいみたいな流れ。

しかし、ヨロズくんが変な時間に署内を歩いてるというのを気づいたのは橋本環奈なわけだが、そのヨロズくんがうろついていた時間に他の署員は何の不信感もなかったのだろうか?こんな観察できていない警察官は、風間公親に交番勤務を命じられるぞ!というか、風間にこの事件、追わせてみたいよね。(いまだにあのクソムカつくドラマがトラウマになっている私です)

そんな事件はともかく、このドラマ、主演は橋本環奈なわけだが、回を追うごとに彼女の出番が少なくなっていないか?まあ、刑事ではないわけで事件の捜査をするのはおかしいのだが、経費削減20%のミッションは早々と終えてしまって、万町署はそれに関係なく統廃合の道を進んでいるし、橋本のいる意味がここで少なくなってるんですよね。別に橋本をヒーローにしろとは言わないが、ドラマの主役は座長なわけで、それらしさが全くないのはどうなのでしょうか?結局、スタッフも橋本中心ではドラマが子供番組になってしまうと思ってこういう流れになっているのか?初めからこういう予定なのか?橋本のファンが実際に多いようには私は思えないのだが、そう思う私でも、なんか違和感がある。

そして、同時に沢村一樹も停職になってるわけで今回はあまり表にたって出てこない。彼の描き方も今ひとつ私的には気に食わないし、事件を取り仕切るむかつく本庁の男がだれかと思ったら、佐野泰臣って、金八先生の息子やってた人よね。なんか、チープな演技するようになっちゃいましたね。武田鉄矢のせい?そして、この間の浅利陽介もそうだったが、これだけ本庁の人間が使えなく描くのもどうかと思いますよ。

とにかくも、色々と警察が悪い組織に描かれてるのは気になりますよね。原作がある話ではないし、作り手の悪意をすごく感じるのはあまり気持ちいいものではありませんね。多分、万町署の統廃合はなくなってエンドだとは思いますが、後味いいエンディングが見たいです。


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