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「CODE~願いの代償~(第8話)」CODE開発の内側に入り込み危険が目の前までくる!

坂口が、病院でいなくなった松下の息子を追うとそこにいたのは玉山鉄二。坂口は玉山にCODEのことについて聞くと、それなりに認めるような雰囲気。とにかくもこの二人が対峙したことでドラマはクライマックスに入り出す。

そして、染谷と堀田は、玉山の会社に取材に行き、開発部のハッキングを試みる。ここで、堀田が仕込んだのは監視カメラを見られるようにしただけ。あとで、染谷が「のぞき」と揶揄するように、もう一つ弱い。そして、そのハッキングがバレれば、もはやハッカーに危険が襲うだけ。「VIVANT」などもそうだが、これからのドラマはハッキングというあり方がドラマの一つに見せ場になっていくことは確かだ。だから、こういう脚本を書くにもそれなりの知識が必要だし、アドバイザーも必要だろう。本当に面倒臭いが、そこをどこまで緻密にしていくかでドラマの出来も変わっていきそうである。ここならば、やはり、CODEのプログラムを書き換えて全く違うものに作り変えるくらいのことしないと面白さ半減という感じもする。

で、彼らがハッキングしたことで、社員の池田鉄洋が殺されるという事象が起きただけ。しかし、池田さん、あっけない出番でしたねw

そして、ハッキングがバレたあと、坂口のCODEを使って、玉山のボディガードを名乗って誘拐することを企む。しかし、そんなことしても、闇の世界が守ってくれるのか、落ち着き払った太々しい玉山の芝居はこれから、一筋縄ではこの秘密が暴かれないことを物語っている。玉山のダークな演技がなかなか光ってますよね。

そして、坂口のCODEに入った任務を代わりに行う、松下と堀田。何が起こるのかと思ったら、運んだのが爆弾だったのだろう。今回は吹き飛ばされるところまで。しかし、松下の男装のボディガード姿は確かに男前である。この女優さんもここからどの方向に行こうとしているのか分かりにくいが楽しみな部分もある。

とにかくも、次週からは、CODEを使うことで国が何をしようとしているのかがわかってくるとは思うが、CODEの存在をネットにばら撒き、騒動をわざと大きくしていることもあり、ここから何が起きるのかは楽しみ。

とにかく、今まではテレビや新聞と言うものを味方につけて政府がやりたい放題な流れを作っている我が国であるが、これからは、インターネットの情報をうまく使って国民を操ることも考えているだろう。「デジタル庁」とはそのための組織ではないかと私は思ったりもしているのだが、どうだろう。まあ、それはどうあれ、ハッカーの皆さんに就職口は色々ありそうですな。そして、ホワイトもグレーもブラックも混ざりながらサーバーの覗き合いがどのくらい行われているのか?興味と不安と色々混じりながらの現在に住んでいると言うことを私たちは忘れてはならないのでしょうな。


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