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「CODE~願いの代償~(第7話)」プログラマーの闇の奥にこういう話があってもおかしくはない・・。

日曜日に放送してるドラマ3本(大河ドラマは入っていない)が皆、面白いという、なかなか無い状況で、3本一気に見ることができないという悩みが出てきている私。で、今回もこのドラマやっとみれたわけだが、最終局面に入る前に面白すぎる展開。そして、これからの社会はこういうことが平気で起こる世界なのだろうなと思うと本当に怖いし、デジタル社会で幸福になるには人間の理性がどこまで守られるかがキーポイントということもよくわかる。

しかし、CODEを作ったと思われる玉山鉄二の会社が総務省と取引をするほどの大会社というところが、今の日本の状況を考えてもヤバさを感じる。税制面で大企業は国に守られてるわけで、国に頼まれれば、このくらいのアプリ開発を請け負うこともあるだろう。

そして、マイナンバーカードの不具合や、河野太郎氏の無知な感じも国が国を守るためのフェイクだったらと思ったら、裏で何が起こってるの?と疑う余地は十分ある。もはや、我々の個人データはCODEのようなアプリで使われてるのかもしれない。国民がお互いに殺人ゲームを始めれば、コロナで人口減らさなくても、勝手に少なくなっていく理論もある。

とはいえ、ここで描かれているのは、量子コンピューターが実用化した社会らしいから、実際はここには至っていないということなのだろう。だが、ドラマとして、こういう未来を想像できるなら、それが実際に起こるのもそう遠い世界では無い気がする。

今回は、先週、坂口健太郎が撃たれて入院したところで、CODEの開発に携わった伊藤歩から、知っていることが語られる。その前に、CODEの管理者である青柳翔が、坂口の殺人に失敗して殺されるところが描かれるが、彼がCODEの中ではうまく使われていただけということがよくわかる。

そして、プログラマーの伊藤歩の話。まず、発注先もわからずに組んでいたプログラムでボーナス200万円がもらえたという話。口止め料で、発注先は外資系だとか言われる。ボーナスを出すかはともかく、どんなアプリになるか知らずにプログラムを組まされることは今のエンジニアにとってはよくあることだと思う。そして、実際に市場に出ないものもあるわけだから。そして、そんなことを疑いながら働いてるプログラマーも少ないというのが盲点だ。それこそ、マッチングアプリとか聞けば、まあエッチな想像しかしない人も多いだろうし・・。

だが、伊藤は同僚が突然辞めたことで疑問を持ち、自分のプログラムに危うい変更が行われていることに気づく。「VIVANT」でもプログラム書き換えの話があったが、こちらは公然と書き換えられた感じ。それだけに怖さは100倍。こんな危うい日本の状況には「別班」は対応しないのか?すみません、ドラマが混じってきました・・・。

しかし、伊藤がそれを作る際に「誰かの願いを誰かが叶えるアプリ」という認識があったことは確かで、そのくらいで概観を作らせて、やばいアプリに変更するなら結構楽な話なのかもしれない。

そして、伊藤の友人の臼田あさ美や、堀田真由の兄である竹財輝之助も、そのCODEの発注が玉山鉄二の会社からだとわかったことで消されたというのは、本当に怖い話だ。実際、今の日本で公の機関や大企業ほど信じられないものもない状況だと私は思っている。もはや、大きければ正義という名目は通じない。

ここにきて、いろんな現実のヤバさを感じさせられるドラマになってきた。さあ、玉山が神奈川県庁で話していたビジネスは何なのか?玉山が連れ去った松下奈緒の息子はどう利用されるのか?まだまだ面白くなっていく感じなのですが、・・というか、このドラマをみて、いろんなやばいことを考える輩はいっぱいいるだろうなと思いますよね。



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