丈太郎がいじめられていた長谷川慎の猫を殺したことについての話から始まるが、これがこのドラマの中でどういう意味を持つのかもう一つわからない。先週までは、醍醐虎汰朗が関水渚と、Hできるかできないかみたいな話だったわけで、いじめも終わったかと思ったら、なんかもっと深く暗い話が入ってきて、この辺りが関水とどう絡んでくるのか？というところ？

猫殺しの予告ビデオは作りとして新しいとは思ったが、なぜに昔のテープで撮ったようなビデオなのか？よくわからない。そして、丈太郎が一緒にいる男も説明がないから、そのところが不可解。つまり、ただの恋愛繁殖期ドラマにホラーが混ざってきているわけだ。関水がホラー映画が好きだということだけが、繋がりそうなところ？

そして、冒頭で丈太郎が醍醐のことを恨んでいることも分かった。丈太郎を長谷川のところに連れて行ったのは醍醐だったということだ。まあ、金持ちで太ってる丈太郎が狙われたということだ。こういうことは、今の学校でもよくあるのだろうか？私の時代は、そのままいじめられた奴が舎弟みたいになってしまった例をいっぱい見ている。まあ、そんな不良グループ物語は、なんか幕末の話に感じる今日この頃。とは言っても、彼らつっぱりや暴走族は日本に何の革命も起こせなかったのですよね。それは、学生運動と一緒で、無駄な騒ぎだったということか？

ただのSEXやりたいだけのドラマが、どのような世界と結びついていくのかは、視聴者としてはたた傍観するのみ。

そんなことより、醍醐は関水とキスをした日から、ずーっといやらしいことを考えて、股間がずーっと突っ張っている。こういう画を見るのは久々である。そして、昔も、こんなのピンク映画でしか撮らなかった画だ。今の視聴者はこういうのどう見てるの？

そして、最後に「一緒にコンドーム買いに行こうか」というくらいに、関水はオープンに考えているのだ。醍醐はただただ、昔からよくある盛りのついた男であり、その興奮ぶりはうまく演じられている。それに対する関水の反応があまりにも冷静なのが、このドラマの変なところで、関水の醍醐を好きな加減みたいなのが今ひとつわからない。「あなたにあげる」的な積極性もあまり見られないのが面白い。今の女子の性に対する感覚で、こういうのはアリなのでしょうか？興味深いところではある。

そういえば、これバイクの教習所から始まった話なのに、バイクが出てこないですよね。先週、関水のバイクだというのが出てきたが、彼女はまたがっていない。彼女がバイクに乗るところが見たいのだが、出てこないの？

なんか、ドラマ中盤に入ってきて、何が描かれるのか？方向性が見えないのがモヤモヤするが、まあ、関水渚が可愛ければいいか？という感じです。