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「パティスリーMON(第2話)」少女マンガチックな画面の作られ方が煌びやかで良い

2回目は、お菓子屋さんが一年で最も忙しいクリスマスのお仕事模様。ドラマ内ではまだそんなにドタバタする感じは出していないが、実際に人気店は徹夜続きみたいな状況が続くのでしょうな(昔と違って、眠らないことはないでしょうが)。日本の世の中のクリスマス感が薄くなっても、この日のクリスマスケースにこだわる人はまだまだ多いはず。なかなかこのお店で作られるケーキはセンスもよく、おしゃれな物なので、皆が買う時から笑顔になる感じは分かりますね。お客さんに綺麗な人が多いのも好印象ですが、こんな状況はリアルではあまりないですよね。でも、そんな風景を見せられるだけで、少女漫画のような世界に入っていける。

そして、このドラマ、そんな甘いテイストを実にちゃんと守ってるのが良い。主役の畑芽育以外は、男たちなのにみなさん汚さを感じさせないし、かといって、最近は決まったように入れられる同性愛臭もないですものね。そして、お店の看板の濃い赤を中心として、いろんなカラーリングが明確だし、それがまた綺麗なケーキ達を映させる感じ。こういう美術がすごいしっかりしてるのはドラマとしてワクワク感を感じさせう大きな要因になります。

そんな中で、一人だけオーナーの濵田崇裕だけが、鉄仮面のようなブスいな表情。まあ、これ芝居として上手くできているということなのだろうけどね。今回は一度笑みを見せたが、今後はこの顔が多くなっていくのか?多分、話的には三角関係になるのだろうから、彼の変化を楽しむドラマでもあるのでしょうな。

そして、ラストのプレゼントシーンで中川大輔が畑に気があることは明確なのだが、そこに元カノ?の山崎紘菜をここで出してくる。彼女もなんかこういう役が多いですが、今回は、一目見て彼女と分かりませんでした。髪型もあるが、少し太りましたかね。この方が愛嬌がある感じでいいと思います。東宝シンデレラ出身で、今年30歳になる彼女。主役を取るのは難しくなってはきましたが、演技でもっと印象的な存在になって欲しいかなと思ってるのですけどね・・。結構、勝負をかける時期ですよね。

今回も畑の可愛く力強い表情は目立っていましたし、彼女、主役としてしっかりドラマの中で印象づけられている。ここからお菓子作りと恋愛といろんなハードルがドラマの中で展開するのだろうが、まあ、安心して見てられるような感じですね。

ドラマ的には、もう少し、一つ一つのお菓子を印象付けていって、このドラマを観た後にお菓子屋さんに買いに行きたくなるようなものになっていけば成功なのだと思いますが、その辺はどうなのでしょうか?

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