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「何曜日に生まれたの(第4話)」10年という日々で若者の心のストーリーはそんなに変化しないのでは?

1週休みが入ると、ドラマのテンポが少し崩れたりもする。とはいえ、昨今はドラマを後からまとめて視聴する人も多いだろうから、そんなことは問題ではないのだろう。テレビ局は良いコンテンツを作れば、後々までそれでお金が入るビジネスにもなるわけだから・・・。

前回は、飯豊まりえの付き合ってる彼として溝端淳平が出てくるところまで。どう対処するのかとお思いきや、出版編集者といい、偽名を使って彼かの中に、綺麗に紛れ込む。まあ、彼らの中にクラスメートという括りがあるから、他人は他人で入り込みやすいというのはあるかもしれない。しかし、溝端も少しコミュ障の部分があるのかと思ったら、自分から面白がって嘘をついていく。そして、女性に興味があまりないのかと思いきや、ずっとYUが好きで、今もそばで働いてるという、片山友希にはかなりの興味を示す。

そして、片山と二人で会ったりもするわけで、この溝端の恋心的なものがこれからどう動いていくかは面白そうである。それよりも、片山が演じる、橋爪リリ子という役。ビジュアルからなかなか面白い。ただの眼鏡っ子ではなく、妖しさが含まれているわけだが、野島氏は彼女のことを脚本でどう書いているのだろうか?すごく気になる。飯豊と挨拶でE.Tのように指を合わせるのもなかなかインパクトがあり、これが何の意味なのかは知らないが、誰も使わなくなったものを今使うのはオシャレではある。主題歌もそうだが、野島さんそういうノスタルジックなものをうまく使いますよね。

そして、ラストにはサッカー部のキャプテンが登場して、4話目で主要人物が全て顔を見せて、飯豊を巡って、過去と現実が交錯しながらドラマが展開し始めるというところ。10年のこもりびと人生があっても、クラスメートとは素に変えれるというのは成長もない感じ。まあ、それが現代ではある。ここまで、ドラマの導入部としては少し長い気もするし、今ひとつ次のステージに上がっていない気もする。強いていば、飯豊が写真のモデルをやり始めたところだろう。写真を撮られる彼女の表情がなかなかイキイキとしていて良い。昔は、モデル上がりが女優などできるか?という疑問符が言われたが、最近は、モデルができるのなら、女優もできるだろうという感じに変わってきたのだと思う。そういう環境の変化のある中で、昔の女優と今の女優を比べるのはナンセンスであると私は思っている。女優とは優れた女と書くわけだが、その時代時代で、優れた女の基準も違うのだ。

ドラマのテンポがイマイチになっているので、いらん事を書いてしまった。飯豊まりえ自体のストーリーが今ひとつ積極的に動いていかないのがもどかしかったりもするのですよね。しかし、これで面白い漫画ができるのですかね?ここから、ギアチェンジして、一気に面白くして欲しいところです。

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