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「めぐる未来(第4話)」失踪、そして疑い、そしたら推しの仕業!

ということで、早見あかりは4度目の死を迎えたということになるのだろう。そして、今までの全ての犯人であったのが香音であったのがわかり、彼女も一緒に火の中で朽ちてしまったということか?

前回、失踪した早見を追いかけるため社員たちは一丸になり、ビラ配りなどをはじめる。そして、一人一人に聞き取り調査のような感じで萩原利久がこの会社の社員と対峙していく。前回、香水の匂いで疑われた中井友望は、彼女の香水を早見に教えてあげたという話をし、中井が早見を恨んだりした状況は見つからなかった。

そして、問題は黒いコートなわけだ。そして、そのコートと思われるものを太田駿静が捨てているのを香音が見つけ、萩原の元に届けにくる。萩原は太田に聞き取りをするが、彼は前科もあり、常に疑われる人生を送っていたようで、自分が同じようなコートを持っているので疑われるのだなと思い捨てたという。

そして、そのコートを持ってきた香音のこれまでの言動と、彼女も同じ香水を持っていたことがわかり、社員みんなで家に向かうとそこには監禁し縛られた早見がいて、香音は部屋にガソリンを撒いて一緒に死のうとしてたという地獄絵図。コートを萩原に持ってきたのは時間稼ぎをするためとは見ていて読めませんでしたね。最近は推しになった人とこうしたくなるような人は本当にいるのだろうか。いわゆるストーカーの果てにこうなるわけだが、辛い流れである。

とにかく話の流れと早見を追うものはわかったわけだが、萩原がどこに戻ってどうすればいいのかということだ。4回の死の時間の位置みたいなものはドラマの中で説明されていないのだが、だいたい時空の中で4回殺される意味が分からなければ助けられないのでは?最後に萩原が体現しているもの以外は、世の中の歴史としては固まっていないということ?パラレルワールドと考えても、殺されない世界がどこにあるのかわからないのが、この話の難しさな感じがする。

そして、今度は早見を追うというよりも香音を追って、時空を駆ける方がいい気がするのだが、どうなのだろうか?そうすると、また違う殺人者が出てくる?そんな流れも作れるから面倒くさいですよね。結局、タイムスリップを扱うドラマは全体の時空構造の考え方がしっかりしてないと面白くないのですよね。矛盾が出るのは仕方ないのですが、その矛盾が見ている方に受け入れられるかというのが大事なわけで、そういう意味ではこの話の矛盾は多すぎて、もはや破綻してる気もしますが、どうまとめるかは気になるところなわけです。


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