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「CODE~願いの代償~(第3話)」CODEの源泉がどこなのか?というところが着地点?

坂口健太郎にCODEを教えたのが、友人の渋谷謙人で、犯罪をやらされ会社を辞めて、CODEから逃げようとしていることがわかる。そして、最後の銃声は彼が死んだということなのか?

その外にいた松下奈緒は、坂口と三浦貴大の追及で反社からの金銭授受で捕まった鈴木浩介から金をもらっているようだ。彼女はCODEを操るものか?CODEに使われるものか?いろんな想定ができるように話が流れている。

そして、坂口が知りたい、妻の臼田あさ美が死んだ話に関しては、警察が追いかけない流れ。ということは、CODEが警察内部にもつながっているということなのか?

そんな流れの前に、坂口もCODEを使って、反社のヤク取引の場で奥野瑛太を助けたりしている。これで、その現場を自分から追っていたことになるわけだが、これもCODEの指示。CODEは正義ではないようだが、何がやりたいかもよくわからない。そして、かなりの情報を知っているということが気持ち悪い。

そのCODEを追う染谷翔太も、渋谷を追い詰めるところまでいっているが、その先にはいけていない。彼の範疇に松下奈緒はまだ入ってきていない。ドラマはこれで3話目。CODEというアプリが、危険なアプリであることはわかったが、今ひとつターゲットがわからないのが気持ち悪い。最近のスマホアプリにはそういう部分がある。AIが勝手に営業を仕掛けているのだろうが、そういう社会の中では、警察ももはや正義であり続けることは不可能ではないかと思わせる。そこがこのドラマのテーマなのかもしれない。

マイナンバーカードの話を見てもわかるが、デジタル社会、それに関わる企業は、ビジネスのためにそれの進化を止める気はない。この間、AIの進化を止めるべきだというような話を聞いたような気もするが、現実には、日々、AIは人間社会に食い込み、その首根っこを掴もうとしている感じがする。そして、それを使う我々国民はもはや、いつの間にか国によって犯罪者に仕立て上げられるような状況でもある。そんな、危うい社会を描き切れるなら、このドラマ、かなりの傑作になりうるという触感はあるのだが、少し流れが複雑すぎる感じもする。

この前の時間に、TBSが途方もない、やはり国の闇みたいなものまで関わっていそうなドラマを始めてしまったこともあり、ちょっと視聴率をあげていくのは大変かも?個人的には、頑張って欲しいのですが・・。

とにかくも、まだ坂口がCODEのアプリを使っている以上、彼が犯罪を追う中で犯罪者になってしまうような流れも考えられる。それも、警察内部から彼をそうするような流れも・・。3回終わっての混沌した状況の中で、中盤に向けて強く見たくさせる線が欲しい。ここで面白くなってくれば、と期待はしている!

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