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「366日(第2話)」眠れる森の王子様的な展開なのか?もう一つ先に期待できないのだが・・。

恋物語で、男の方が事故って病院で目覚めないのは、前のクールの展開と同じなのだが、そういうことからスタッフは気にしていないのか?もう、この際、広瀬アリスに五感がなくなることと引き換えに眞栄田郷敦が蘇ってもいいような気もしてきた。そのくらい、ドラマの初動が凡庸というか、こんなに早く、男が植物状態になってしまったらドラマとして期待できるところがない。何を目指してこのドラマは走り出したのか?いや、走り出してない。まさか、このタイトルは、広瀬が眞栄田が目覚めることを夢見て看病する日にちなのか?それならそれで、眞栄田は、寝てればお金が入るみたいな状態

ならば、回想シーンを膨らますかといえば、それも限界があり、眞栄田と広瀬の憧れあった過去は、この2回目までで十分に把握できた。で、この回の動きはすこぶる鈍い感じなのですが、この先、本当に大丈夫?と思ってしまった。

しかし、今回の広瀬アリスは、3枚目路線を封殺した感じで、至って綺麗なヒロイン。というか、彼女、また綺麗になった気はする。そう、他の女優さんたちに比べ、存在感がしっかり前に出ている。私的には、こういう広瀬アリスでいいと思う。

そして、広瀬の女友達の長濱ねるも、「院内警察」の時よりも大人の感じ。彼女が2人にどうかかわり、どういう役目なのかはよく見えないが、広瀬の話し相手としては、彼女しかいなさそうなので、それなりには気になる。

そして、やはり同級生の坂東龍太。彼も世話好きなのはわかるが、野球選手生命が危なそうな描かれ方。それがどういう意味を持つのか?前田が早々と目が覚めれば、彼との対峙するシーンも重要にも思えるが、眞栄田が目覚めるのはまだ先の感じがする。

そして、金を稼いで安定しているように見える、綱啓永。彼は、この回の最後に病院の前まで来て引き返し、そこを広瀬に見つかる。こういう接触のさせ方は、綱も広瀬を好きになるようなことがあるのか?ここもよく見えない。

今回は、眞栄田の妹の中田青渚が、広瀬に「見舞いに来ないで」という言葉を発し、そこで、広瀬がまだ家族でもないし、眞栄田とはまだ始まってもいないと思わせるところくらいがドラマとは言えた。そこで、考え直し、まだ、眞栄田を見守り続けると決めるまでのお話だったということか。その間にクラリネットの講師の話もあったが、それも諦め、彼女は眞栄田との愛に賭けた?という流れなのだろうが、ドラマとして特にそこを強くしたいのか?

まあ、まだ目覚めない彼と少し長い付き合いになるだろうことは、眞栄田の主治医が、初回に娘を音楽教室に連れてきた和久井映見だったことでわかる。彼女と話すうちに眞栄田が目覚めるわけではないだろうが、このような話し相手を作っておくことで、話をなんとか繋げていくということか?

そう、この二人には、すごい夢があったわけでもない。再会して付き合おうと言っただけだ。それもできずにここにいる。ここまで見て何を描きたいのか読めないところが、どうも気持ち悪いドラマである。3回目で違った展開をしないと見る人いなくなっちゃいますよ。

あと、ファンタジー方向に展開するのはやめてね。そんな月9はもう見たいくないから。


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