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「弁護士ソドム(第2話)」玄里が福士蒼汰のパートナーに、彼女の心がどう福士に傾いていくか?というところか・・。

福士蒼汰、なかなか格好いい役ですよね。仮面ライダー出身だから、それなりのアクションもできてるし、スタイル良いのですごく画になっている。これで、もう少しダーティーな雰囲気が出てたら男も惚れる感じにはなってくるよね。そういう意味でこの主役は大事にしてほしい気がする。

今回は、唐突に玄里がでんでんの事務所から追い出され、福士のいる弁護士事務所に越してくるところから。そこで、彼女が尊敬する弁護士が、福士の母親だと知る。福士の態度や仕事のスタンスは全く理解できないが、だからこそ彼が何故そういう弁護士になったかを知りたいと思い、パートナーとして彼と一緒に働くことにする。

初回では、玄里は、ずーっと彼の敵である人権弁護士として存在し、ライバル関係のような図式かと思ったら、そうではなくて、共犯者になっていきそうな感じ。彼女がどう、彼のやっていることを見破り、そこに共振していくかというところか?

今回は、特殊詐欺を手伝わされた青年を弁護する話から。この依頼はその詐欺集団のボスからのもので、自分のところに火の粉が降ってこないようにしてくれという感じのもの。そこで、福士はその元締めに会うために、詐欺集団の内情を暴露し組織自体が捕まるように仕向ける。そういう意味では、今回は最初から詐欺をしたものを弁護するというか、替え玉にされた青年を弁護するわけで、意外に普通に弱者の味方の法廷であった。そう、彼のやってることは単純ではない。あくまでも、詐欺師に自ら対峙できるように、そして、そこから母親を殺した真犯人を見つけることが目的なのだ。

そして、今回の組織崩壊に導く手順は、山下美月に詐欺の事務所に潜入させて、彼らが持ってる個人情報を全てハッキングするというもの。色仕掛けも含め、加藤清志郎も手伝って、なんとかPC内の情報を盗み取る。で、これを見て考えたのだが、個人情報保護などと国はよくいうが、ネットショップなどを装えば、個人情報はたらふく集められるわけで、詐欺集団のところには毎日多くのカモの情報が集まっているのだろうということ。リアルにあったり、電話もせずに仕事をするような人が増えているが、それも危険な話で、本人と思ってLINEなどで話してたら、人が入れ替わっていたということもあるように思う。デジタル社会は、個人情報を保護すればするほど、悪い人に拡散していくという悪循環にあるように思うのだが、どうだろう。そうでなかったら、いまだに、ここにあるようなオレオレ詐欺みたいのは減ると思うのだが・・・。

今回は、加藤が玄里と近づくことで、彼が福士の同級生だったことがわかる。そして、ハッキングの事件で彼と再会し今に及ぶというのを、玄里に話したことで、福士の裏でハッキング作業をしているのは彼だということを彼女に知られる。

そして、今週の山下美月は、派手派手なキャバクラで働いている感じのお金のほしい女。男だらけの事務所では、こういう女がうまく立ち回れるということか?一歩間違えれば、売り飛ばされそうだけどね・・。でも、山下の演技、なかなか幅広いなと思いますよ。彼女この役やってもっと大きくなっていきそう。

そして、今回も詐欺師を追い詰めて、元締めの「牧師」という名前の男の手がかりを捻り出そうとする福士。クレジットに「???」となってる人物は誰なんでしょうね?

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