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台湾旅行記【2日目】

寝不足気味ながらも、滞在時間を有効に使わなくては!という強い気持ちで朝はちゃんと起きる。

朝食は北門駅近くの「李記豆漿」へ。ドアがないオープンスタイルのお店が台湾っぽくてテンション上がる。お店ではおばちゃんが3~4名とおじちゃんが2名ぐらいとけっこうな人数で精力的に働いていらっしゃった。元気だなぁ。伝票のようなものに注文を自分で書いて渡す。空いている席に着くとすぐに鹹豆漿と油條(揚げ麩に近いようなもの)が提供された。スピーディー!それらの写真を撮っていると続いて蛋餅というしょっぱい系クレープのようなものも。鹹豆漿はおぼろ豆腐の豆乳スープみたいな感じで朝の胃にぴったり。サクサクとした油條を合わせて食べると油のコクが足されてこれはまた美味しい。蛋餅も薄味。今回はプレーンを選んだけど、これにチーズなどをトッピングすることもできる。ハムやチーズなどを足すとかなりおかずっぽくなるし食べ応えもあるんだろうな。相席した向かい側では恐らく中国人の若い女の子2人組が小籠包を食べていた。地元の人ではなさそうだったけど、調味料を勝手知ったる様子で入れたりしていた。こんな時に気軽に話しかけられる陽キャ成分と語学力がほしい。

店を出て、レトロな建物が並んでいる問屋街である迪化街へ向かう。まだ10時前ぐらいで人も少ないと思っていたが、ちょうどこの日から年貨大街と呼ばれる春節(旧正月)前に旧正月用品を売る店が露店を連ねるイベントが始まるらしく、その準備の人々が動いていた。小雨が降る中、ここに来た第一の目的である漁師バッグを買いに街の奥へ向かう。日本人女性が台湾に行くとほぼ必ず買うのではないかと思われる漁師バッグ。色々な色使いがあって二人でキャッキャウフフと悩むのも楽しい。私は大きめサイズと小さめサイズの2つを購入した。バッグよりポーチの方が高くて驚いたけど、ジッパーとかが付くから高くなるのかな?Kちゃんはお土産にも、とけっこうな数を買っていた。
目当ての物が買えて満足し、少し足を延ばして茶葉の販売店へ行き、凍頂烏龍茶や東方美人茶など何種類か購入した。帰国後、ここは行きたいお店とは別のお店だったことがわかる。私が行きたかったお店はまだ少し先へ歩いたところだったのに、大きなお茶屋さんが見え「ここだ!」となんの疑いもなく入ってしまった。口コミなどを見る限りここも行ってみたかったお店と同じぐらい評判が良かったのでまあ良いとしよう…。
その後も歩いているとかなりローカル感の強い屋台が数件見え、冷やかしながらまた迪化街へ戻る。先ほど準備していた露店も販売を開始し、だんだんと人が増えてきた。いつもお世話になっているおじさまへのお土産にからすみを買って、雑貨屋さんを覗いていたら昼食の時間。
麺類が食べたいな~というKちゃんの希望を叶えるべく目星をつけたお店が定休日だったので一駅離れ、有名な阿宗線麺というお店の麺類を食べた。かつおが効いている出汁がすっごく美味しい。染みわたる~という感じ。ただ少しホルモンが入っていて私もKちゃんもホルモン苦手派なのでそれだけ残してしまった。

この日は夕方から九扮・十扮ツアーを予約していた。その集合場所が台北駅で、その周辺もにぎやかだろうと早めに向かったのだけど、意外と駅周辺は何もなく、駅の建物の中に入っているお店もきれいすぎてつまらない。とはいえ無印良品で台湾限定の鉄観音ポップコーンやお茶味のチョコレートはミーハーなので買った。
地下街も栄えているもののオシャレでもなければ面白いほどのセンスでもない洋服屋さんなどが軒を連ねており、少し退屈になったのと足が疲れてきたので、マッサージでもしたいなと思い歩いていた。するとものすごくオープンなスペースでマッサージしてくれるお店を発見。目の見えない方が施術してくれるらしく、Kちゃんは肩や背中、私は足マッサージをしてもらった。
足をマッサージしてもらう間、オープンスペースなので通行人に荷物を盗られてはいけないし、Kちゃんは顔を伏せているのでそっちの方もチラチラと見ながら施術を受ける。そろそろ終わる時間かなという頃、Kちゃんのいる方向からブチブチブチィ!と梱包材のプチプチをつぶすような音がして驚いて見ると、Kちゃんの首がすごい勢いで捻られていて衝撃を受けた。見ていると今度は反対方向に捻ると同時にまたブチブチブチィ!…私はKちゃんの首が大丈夫でありますようにと念じるしかなかった。私の隣では他のお客さんがなかなかアクロバティックな動きで腰を反らされていて、見ているだけでもけっこう怖くて、足マッサージにしておいてよかったとホッとしてしまった。終わってからKちゃんに聞くと、Kちゃんも首の音にはびっくりしたけど痛くはなかったと言っていたので安心した。私の方まで音が聞こえてたよと言うと、けっこう距離があったので驚いていた。

集合場所付近に戻り、晩ご飯までの軽食にと最近日本でもオープンした洪瑞珍のサンドイッチを買った。バスの中で食べようと思っていたのにすぐに食べちゃった。薄いサンドイッチが3つ入っているのかと思っていたら大きなサンドイッチが1つだった。手で半分にしようにも難しかったのでかじってKちゃんと分けた。噂どおり甘じょっぱい。美味しいけど並んでまでは買わないかなぁ。
バスに乗りまずは十扮へ。1組1つのランタンに願い事を書くので私たちは2面ずつ使う。筆を使って「幸福」と「世界平和」と書いた。思っていたよりランタンが大きくて、そこにのびのびと大きく字を書くのって楽しい。係の兄ちゃんが機嫌よく鼻歌を歌いながらサクサクと写真を撮ってくれ、指示に従ってスムーズにランタンを上げる。この時にはもう空が真っ暗になっていたのでぼんやり浮かんでいくランタンがきれいだった。
その後は九扮へ移動。この時には小雨から本降りになっていた。足元に気を付けながら、写真を撮りながら歩いていくが、すでに多くのお店は閉店間際。有名なお茶屋さんに行けばよいものの上まで歩いてしまい、けっこう寒かったので芋圓というさつまいも白玉の甘いスープみたいなもので暖を取った。坂を下りパイナップルケーキを試食させてもらい、おいしかったので会社用に購入。その後はまた集合場所まで降りながらまだ空いている出店をひやかす。エリンギ揚げが美味しそうだったが、日本円で700円ぐらいしており、Kちゃんと「きのこにそんな金額は出せない」と意見が一致し何も食べなかった。
バスから降りた場所は士林夜市。大きくて平べったい唐揚げの鶏排を1つ買い、シェア。平べったいからただただクリスピーな食感かと思っていたらかなりジューシーで美味しかった!

もう夜市を歩き回る元気は残っていなかったのですぐにホテルのある駅へ帰る。昼にマッサージをしたもののまた足が疲れていたので閉店間際のマッサージ店に駆け込んた。お店の方は日本語が堪能、というか日本人客ばかりなのかな?私たちが入店した時も日本の女の子3人組がマッサージをしてもらっていた。ここは足の角質取りもしてくれるらしく、その女の子たちも角質を取ってもらっていて、見るのは悪いと思いながらも見ていたら降り積もる雪のごとく削り取られててびっくりした。
足湯をしてからマッサージ⇒角質取りをしてもらう。マッサージは気持ちよく、毎日これだけマッサージしていたらむくみもなくなって痩せる気がする。台湾のマッサージ店、どこもそうだけどみんな施術しながら店員さん同士で談笑していて楽しそうに仕事をしている。最初は中国語で悪口言われてたりして…と思っていたけど、そんな感じでもなさそう。私はそんなに足の裏がカッチカチな方ではないけど、それでも終えると足の裏はツルツルとしていて気持ち良い。オーナーか店長か、ボスっぽい女性が「ちょっと待ってねぇん」と癖の強いねっとりとした喋り方で、帰る際には「お近づきのしるし❤」とお菓子をくれたりと面白い女性だった。
この日ホテルに戻って眠りについたのはもう1時近く。時差があるので日本で考えると2時か~などと思いながら、この日はすぐに爆睡した。

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