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私とプレアデスと不思議な少年

こんにちは。
ヒーリングアーティストの瑠莉です。

本日は私のちょっと不思議な、プレアデスでの思い出をご紹介します。

今回も小説と、小説に出てくる友人のご紹介になりますので、長いのでよろしくお願いします。



短編小説 わたしと不思議な街

さて私、先日某lokiさんとお話ししていた時のことです。

以前、私とlokiさんが前世でどんな関わりがあったか。ということに遡ります。

当時プレアデスにて、売れない旅作家の中年男性をしていた時のことです。
私は大体、一つの町にしばらく住み、気が向いたら次の町へ行く。ということをしていたようです。

確かに。
今世の私も、モヤモヤしてきたら、1人で鈍行に朝早く乗り込みいろんなところを見て回る。そして、マイナースポットや神社へ行ったりして楽しむ。
なんていうことが好きなわけです。


さて当時の私は、とあるプレアデスの静かな町にいます。
私は仮住まいから、最近見つけたお気に入りの喫茶店へたくさんの荷物を持ち、ふらふらーと向かっていました。

その途中で柳の木の前で、少年が1人で地面に俯きながら、石を並べて遊んでいる子供を見かけました。
———ずいぶん暗い子だ。

そう思いながら横を通り過ぎてカフェに入り、いつも通り昼食を頼み、図々しくもカフェで作業をします。

『ねぇ。おじさん。』

机の下の方から声がします。
目線を下に下げると、机の上に両肘をついた少年が話しかけてきました。
少しだけ驚いたものの、先ほどの少年だと気が付きます。
———いつの間に移動して来たんだ。

そう思いつつ、少年を見つめると、少年は言います。

『このハーブティーを飲んでよ。すごく良いんだ。騙されたと思ってさ、注文してみてよ。』

———むっ。わたしはコーヒーの気分だったのだが。

そう思いながらも少年があまりにも熱心に進めてくるので。わたしは渋々ハーブティーを注文するのだった。


「はいどうぞ。」
おばちゃんの店員さんが、私のテーブルにハーブティーがカチャンと静かに音を立て置かれるのだった。

カップを手を取ると
このハーブティーの作者の顔が浮かんだ。

———夫婦のようだ。
この夫人の方は随分と、良い顔をしながら植物を育てているな。
この人が作るお茶は優しい味がしそうだ。

そんな事を考えながら、ハーブティーを口に運んだ。


——ほらやっぱり。このハーブティーはとても良い。丁寧で植物一つ一つのいいエネルギーの味がする。何よりエネルギーの調和がとれてる。
育ててる人と作ってる人がとても良いな。


「ぼうや。このお茶とても良いね。紹介してくれてありがとう。」

『そうでしょう?これはちょっと角を曲がったところの夫婦が作ってるんだよ。おじさんはわかると思ったんだ。このお茶の良さ。
でもね、この夫婦のお茶は良いのに、あまり広まらないんだ。
どうにかならないかな?
おじさんってこのカフェで噂の、不思議な人だよね。
そのおじさんの不思議な力でどうにかならないかな。』


「どうだろうかな。わたしは、なに。売れない小説家だからね。
売れてない私が、お茶を売れるわけがないじゃないか。」


——そう。わたしは旅作家を名乗っては居るものの、とにかく売れてないのだ。泣かず飛ばずなのである。
わたしの作品は、鳥の描写の時は鳥が飛び立ち、物語の中に記憶のエネルギーを閉じ込めた作品なのだ。

なぜ売れないかって?
人々はエネルギーはなかなか見えないから、肝心の中身の小説がてんで、つまらないらしい。
言わせないでくれ。

『でもおじさん。
おじさんのその布の刺繍は売れてるんでしょう?』


そうなのだ。
小説は悲しいことにてんで売れないが、生活が苦しくて思いついた、この刺繍の図案が相当売れたのだ。
と言ってもわたしの手柄ではない。
なぜか気に入ってくれたシリウスの商人が頑張って売ってくれているのだ。

ヒーリングが起きる図柄だから人気なのだ。
夢で見たこの柄を描いていくと、私の副業の方の染め物とこの刺繍が人気がでたのだ。


わたしは小説で売れたいのに、だ。
なんと悲しいことなのか。
個人的に小説の方がたくさんの面白い仕掛けをしているのだがなぁ。
なんでだろうか。
だけども。喜んでもらえるならそれでいいのだ。


『そのおじさんの不思議な絵、あの夫婦にあげれないかな?
小説も僕は好きだけどね。おじさんが書いたものはいいから、売れるよ。
実際は売れなくてもいいんだ。
この絵を持っておけば、売れるって言ってくれない?』


「おいおい。君、それは詐欺じゃないのかい?
売れる保証もない、幸せになるって言って押し付けるんだろう?
いやね?実際売れるという祈りや感情は乗っているのさ。あとエネルギーも。
見たら声がこの夫婦の商品はいいぞと聞こえるような仕組みのエネルギーはな、投影できるんだ。

ただな。出来たとしてもわかる人がいないんじゃなぁ。」

『なんで?なんで分からないって決めつけるの?』


「ええ、、それはなぁ。本が売れてないだろ?」


わたしはバツが悪そうに、ゴニョゴニョと口籠もります。

『なんで?その絵と布は売れてるよね?』

「いや、それは。シリウス人がこのエネルギー最高!!いやプレアデス人もか。
アルクトゥルス人はもちろんのことだが。
ともかく、シリウスにいる商人がこれは素晴らしいエネルギーの作品だから、私が売ります。任せてください。
あなたを世界的に売り込んであげますから。と言うのだよ。まずはそちらを売りましょう。
人気が出たら、小説の方は売れますから。
という風にいってきてな。
半信半疑だが、確かにいいものだと言う自信はあるのだ。
どちらもな。

だから売れてるんだ。私の実力ではない。商人の力だ。」


『おじさんは、馬鹿だねぇ。
いくら凄腕の商人でも、悪い商品は売れないよ。
消費者のこと、舐めてるでしょ。』


「そんなことはない!!そしたら小説は売れてるはずだろ?」

『はーおじさんは、本当馬鹿だねー。
それはさっきおじさんも、心の中で言ってたじゃない。内容がつまらないって。
わかってるじゃん』


———ぐうの音も出ないとはこのことである。


『ね。おじさんお願いだよ。
お守りだと思ってさ、これを店のマークにすれば、商品は売れるから。
そう言ってくれないかな?
誰かにさ、背中を押されるっていうことは、それが事実かなんてさ。本当はどうだっていいじゃない。
でもそれで行動できるのも事実でしょう。自信がついてさ。
おじさんだってそうじゃない?

わかる人にはわかるんだよ。ただそれを出す自信がないんじゃないか。
いつか報われる。素晴らしいものだから。
そう思っておじさんも小説を書いてるんじゃないの?』


———そうだ。実際。私は本当にエネルギーやメッセージを絵の中に書けるのだ。嘘はついていないし。私も、あの商人の熱意に負けたじゃ無いか。
私を信じる。それだけなのか。
それは、あの夫婦もそうだ。いい商品を持ってるが、後押しがないだけなのだ。
私のアートならその後押しができる。

実際私の作品は、かなり売れていて、密かなファンも多い。それは紛れもない事実。
私の作品が使われている。
そうなれば、目につく機会も多いのではないか。

私がもらったバトンは、次に渡さなければならないのではないか?
もう私もそろそろこの街を出る。
納品もしなくてはならないのだから。

———この美味しいお茶のお礼に。
ちょっとだけ魔法をかけてあげよう。
そしてこの少年の願いのためにも。


「わかったわかった。君の熱意に負けたよ。
私にとって、エネルギーを書くことやその中にメッセージを入れることは造作もないことさ。
ではその人たちのエネルギーに合わせた絵を描きに行かないとな。」

私はボサボサの頭をペンで掻きながら、そう答えたのであった。

「少年、そこの店に案内してくれないか?」

すると少年は、少し俯いてこう言った。

『おじさん。僕ここのお店からあまり遠くへは行けないんだ。』


———なんだ。ここの家の人はずいぶん厳しいんだな。まぁ仕方ない。お店のおばちゃんにでも地図を書いてもらうか。


私はポリポリと頭をかきながら、お会計をしようと伝票を取った。

「すみません。お会計を。
あと、今日飲んだハーブティー美味しかったです。ご夫婦で経営してるんですよね。
この近所だと聞きました。
気に入ったので、直接買いに行きたいのですが、大変申し訳ないが、この紙に地図を書いてくれませんか?」


「ああ。はいはい。これお釣りね。いつもありがとうございます。
地図ね。いいですよ。待ってくださいね。
でもあなた。よくこのお茶作ってるのが夫婦なの分かりましたね。」

「あぁ、なに。いつも木の前にいる少年に教えてもらったんですよ。」

「そんな子いましたっけね?私は見かけたことないですよ。」

「ほら。あそこの席に。
あれ?もう出ていったのか。」


お店のおばちゃんは、少し不思議そうな顔をしながら、地図を書いてくれたのだった。
たまに。こうやって不思議そうな顔をされるが、そもそも私は人曰く、不思議な人らしいので、いつもの事なのだ。

「とにかく。地図ありがとう。」


わたしは、店主から地図を受け取り、その地図を頼りに店へ向かうのだった。


lokiさん作、売れない小説家のわたし

———ここだ。

小さな庭にたくさんの植物が所狭しと並んでいる。どの植物も生き生きして輝いて見えた。
だがどうだろう。
ここの家の人は、随分と沈んでいるようだ。
やはりあの子が言うように、茶が売れないからなのであろうか。

———ここは一肌脱いで背中を押そう。


わたしは意を決して、そこの営業してるかも半分わからない小さな商店の扉を開けたのだった。



「ごめんください。」
わたしがそう呼ぶと、奥から1人の女性が出てきた。細身の可愛らしい女性である。
歳の頃は、30代ほどであろうか。

「はい。何か御入用でしょうか。」
少し落ち着いたそれでいてコロコロした声で女性は答えた。

「いや、なに。ここの近所に君たちの卸している喫茶店があるだろう。
そこでね。君たちのお茶を飲んだのさ。
それはそれは感動してね。なんていいお茶なんだと。
いやね。それで店主に話を聞くと、いいお茶なのに売れていないことを嘆いているみたいじゃないかい。

いやはや。なんとも、もったいないことだ。」


「はあ。」
女性はわたしが矢継ぎ早に喋る姿を見て、少し戸惑っているようだった。

「ふむふむ。なるほどなるほど。
で、旦那さんは居るかな?」

「はあ。奥に。」

そう言って女性は、奥の庭に目線をやった。
そこには背の高いシリウス人だろうか。男性が庭作業をしていた。

———ふむ。あの男も随分暗い事だ。ものが売れないからだろうか。


「けっこうけっこう。ふむふむ。ふむ。ほおー。なるほどなるほど。はぁそうですかそうですか。はいはい。」

わたしは、独り言をぶつぶつ言いながら2人のエネルギーを覚える。

そう言って革で出来た随分古びた鞄から、ちょっとくしゃくしゃになった紙と、また随分使い古した万年筆を取り出した。

女性は訝しげにわたしと、わたしの取り出した紙とペンを眺めていた。

紙にペンを迷いなく走らせる。本当に走らせるようにすいすいと。ペンを進めるのだ。

「ふむふむ、はぁ。ここはこうか。ほうほう。んー。おーおー。そうだそうだ。」
人に聞こえるか聞こえないか分からないくらいの声で、エネルギーを確かめながら。


「ほれ。出来たぞ。」

そう言って一枚の絵を差し出します。
黒い線で描かれた一枚のデザインが描かれています。
女性はまた、不思議そうな顔をして。

「なんでしょうこれ。」

「この絵を商品に使いなさい。
そうすればあなたたちの商品は売れるから。
なぁに。お代は結構だよ。
美味しいお茶のお礼さ。
わたしの絵を使えば、売れるよ。
わたしの絵は、不思議な絵だからね。間違いないのさ。」

「あの、、。」
女性は何か言いかけて、口を黙ます。

「良いから、使いなさい。
わたしはこれでも名の知れた作家さ。シリウスではすごく人気なんだよ。
いいね。
わたしはもうそろそろこの街を出てく。なあに。これも何かの縁さ。
わたしを信じなさい。あなたたちの商品は間違いないのだから。」

そう言って、店から出ようとします。

「あ、あの。もし次の街が決まってなかったら。
隣街に行ってみてください。あなたにとって幸運が訪れるような気がするんです。
なんとなく。ですけど」

「よし。君の言葉を信じよう。
だから君もわたしの絵と君たちの才能を信じておくれ。
ではね。また会う日まで。」


———その女性の言う通りの街へ進んだらわたしの人生がまた変わったのはまた別のお話。

そしてこの夫婦のお茶は、都会の高級な場所に店を構えて、それはそれは人気が出たらしい。

不思議なわたしと、不思議な少年。
そして素敵な夫婦の作るお茶の話。

lokiさんの卸してるお茶

あとがき

さて。いかがだったでしょうか。

余談ですが、この時の私は実はこの少年を生きた人間だと思っていて、なんだったらその少年の話を今世でしていて
えっ?生きてる人間じゃなかったの?

と発覚しました。
何年越しの発見なのでしょうね笑

この当時の私は、正直いろんなものが見えましたが、本当に生きてる人と死んでる人の区別がついていなかったようで、人の反応であああれは、生きてる人間では無かったのか。
と区別してたほどでした。

今の私はと言うと、今まで死んだ霊を見たことが無いのです。
(チャネリングすれば生き霊は見えたりしますが、現状専門外です。)

ただ、その昔母に
「あなたってもしかして幽霊が見えるの?」
と怯えながら聞かれた記憶があり。
スピリチュアルな能力が出始めたのも、実は実家から出てから。

知らないだけで、見えてた事もあったかも知れませんね。
当時はそれでも不思議な人と受け入れられてましたから、困ることはなかったのですが。

今後の私の不思議な能力が出てきても、ああまたやってる。と温かい目でお見守り下さいね笑
今の所は、あまり無いです😆


lokiさんについて

不思議といえば。
私の中では、この作中の女性lokiさん。
ロキさんは、元シリウス系プレアデス人の女性性の魂さんでいらっしゃいます。

そんなロキさんのnoteはこちら↓


ロキさんは、自然を愛しつつ、とてもおっとりされていてプレアデス人らしくとても穏やかです。
丁寧な暮らし、自分のペースで歩むこと。
こんな暮らしがしてみたい。
そんな風に思わせてくださる素敵な女性です。

ムーミンママのような女性ですよ。
本当にインスタの載せる写真も素敵なものばかりなので是非見てくださいね。

ですがとっても芯があって、そして持ち物やいろんなことにこだわりがあります。
ああこれが丁寧に生きる。ということか。
と彼女を見ると思います。

巫女さんのように、当たり前に見えてることが多く、さも当然かのように語られることが多く、本当に不思議な方だ。
と個人的に思ってます。
そして医療系のスペシャリストの魂さんなんだそうです。

LINEでいろんな話をするのですが。

よくあなたはどうしたいのですか?

そう聞かれます。
私はそう聞かれるたびに分かりません笑
ですが、それがまるでカウンセリングのようで認知の歪みがお話をしていくと取れていくようです。
ヒーリングと組み合わせて皆さんにお目見えする機会がある、、といいな。と個人的に思ってます笑(願望)


そんな医療と植物のスペシャリストの魂のlokiさんが今なにをされてるかと言いますと。

アトリエ作りと、
バイオバイナミックという宇宙の暦を使いながら植物を育て、それを使った
ハーブティーや石鹸、蝋燭等のプロダクトを開発中です


そして何より。
そのロゴを私が今世もデザインさせていただきました。

アロマオイルブレンドby.loki


きゃー🫣✨嬉しすぎる✨

私が自動書記で線画を描き、色塗り等は全てlokiさんが行っています。
(※現在自動書記は行なっていません)
以前と同じ感じですね。

つまり、、今世も売れちゃうな🤔


是非、今世のわたしの作品もお手伝いさせていただいている
lokiさんのお茶やプロダクトの販売をお楽しみに。


lokiさんブレンドのお茶 お写真お借りしました

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