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精油のエピソードから学ぶこと

こんにちは、瑠璃唐です。
寒さが強まり、空気の澄んだ感じが冬らしくなり
ましたね。
クリスマス、そして年末です。
といっても、暖かかった今年は、何か実感がない
というか、早いなぁと思うばかりでした。

そろそろと片付けを始めていると、よく読んでい
たアロマテラピー検定の参考書が出てきました。
勉強を始めたばかりの頃は、いろんな本を読み、
情報を集め、それを書き出して頑張って覚える
そんなことを繰り返していました。
そう「頑張って覚える」だったんです。

懐かしくページをめくっていると、ティートリー
のプロフィールに「オーストラリアの先住民族の
アボリジニ族が、その効能を薬用として利用して
いた」という記述が出てくるのです。

精油には、先住民族が使っていたものであったり
宗教儀式に使われていたもの、などのように紹介
されるものがたくさんあります。

この記述もそのひとつで、有名な話しなのですが
何となく立ち止まり思ったのが、
アボリジニ族の最初の人は、どうやってこの効能
を知ったのだろうか?
という、ほんとに何となくの疑問でした。

ご存じの方も多いと思いますが、ティートリーは
消毒液のような、すぅーっとした香りがします。
これはテルピネン-4-オールという成分が通常
約40%近く入っている、その香りです。

葉を嗅いで感じたのか、それとも煮だしたりする
食の材料だったのか? 
なんにせよ効能があることを知って、そこからは
伝えられ、語り継がれ、今に至るのでしょう。

歴史に出てくる精油の効能は、とても興味深いと
思います。
宗教儀式に薫香として使われていたものや、
ミイラを作るための防腐剤であったり、傷や
感染症を防ぐためのものなど、化学的な証明が
なされなくても、その効能は大切に使われていた
のだと思います。

そして、よく考えたらそうだな、と思うのですが
少なくとも私のように「頑張って覚える」では
なく、実際に使ってみたことの結果です。
もちろん自己責任の範疇の話しではありますが、
エビデンスではないとしても、それらは症例の
多くであるのだと思います。

精油と向き合う時間は未だに、まるで見えない
ものを追いかけているかのような感じがします。

経験からくる積み重ねは、確固たるエビデンスを
持たずとも今に活きている。

精油の歴史は私にとって、見えないものを追いか
ける今の大切な手掛かりになります。

今年最後の投稿になります。おつきあいいただき
ありがとうございます。
インスタグラムを更新しました。
今年のクリスマスブレンドを載せています。
よろしければ こちらから 見にいらして
くださいね。

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