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真夜中のレモングラス

こんにちは、瑠璃唐です。

最近ネットで調べものをしていたら、その途中で
「緑の香り」という言葉に出会いました。
緑の香りは青葉アルコールと青葉アルデヒドから
成るもので、緑茶の葉や、文字通り緑の葉がもつ
香りだそうです。
効果としては、香りを嗅ぐことで脳の神経細胞に
作用し、疲労を軽減するというものでした。

今日お話しするのは、その「疲労を軽減」で思い
出したある出来事の話しです。

それは数年前、私がアロマテラピークラスで講師
をしていた時のことです。
普段の仕事と掛け持ちをしていて、ある時
その仕事終わりに急な資料作りを頼まれ、それを
一晩の内に仕上げなければならなくなりました。

そんな時に限って仕事は残業を余儀なくされ、
焦る気持ちを抱え、遅い電車に乗り込みます。

家に帰り、棚にあったレモングラスを手に取り
芳香器のシートに滴下し、机に向かいました。

パソコンに入力する内容は決まっていたものの、
ページ数は膨大で、徹夜は免れないと覚悟した
その時、夜の静寂に携帯がけたたましく鳴り響き
進捗の具合にチェックが入ります。

疲れている、そんな表現ではおよそ足りなく、
疲労を全身に被っている、そのぐらいの重さに
耐えながら、パソコンのキーを打ち続けました。

そして真夜中の3時を過ぎた頃、途方に暮れて
いた私はある変化に気づきます。

え、いや、ちょっと待って。 なんだ?
身体の重さが無くなっている‼

疲労は軽減どころではなく、あれだけの辛さが
消えて無くなっていたのです。
理由はすぐに納得しました。
家に戻り香らせていた、レモングラスです。

「枕元のラベンダー」でもお話ししましたが、
普段、レモングラスを使っていてもそこまでの
変化は感じたことがありません。
ただその時は、もうそれだけで何時間でも動ける
気がして、精神的に大きく助けられたことを
覚えています。

この「緑の香り」の話しには続きがあって、
これらの香りは即効性のもので、回復の効果は
出来るだけ負荷が掛かっている状態(徹夜の最中
とか)に嗅ぐことで得られる、とありました。

んー、なるほど。

もちろんこれは、緑の香りのことであって、
青葉アルコールと青葉アルデヒドの効能である
わけですが、当時のことを思い出してみると、
とても納得のいくお話しでした。

本当に困っている時に、精神的に助けとなって
いたり、驚くようなことが起こるたび、
いつも言う「必要なところに必要な香りを」
と思う気持ちが強くなります。
それを思わせるちょっと不思議な出来事でした。

ここまで読んでくださり、有難うございます。
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