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精油の基本的なこと Ⅲ

マッサージオイルを作る時のポイント

精油の使い方の一つとして、
マッサージオイルがあります。
作る時に注意する点などまとめてみました。 

マッサージオイルは、精油の原液を
キャリアオイルと呼ばれる植物性の油脂で
希釈したものです。

通常は、5mlのキャリアオイルに対して
精油を1滴(=0.05ml)
で希釈することを基本にしています。
[0.05ml÷5ml×100=1%] 
これで1%濃度になります。
ボディ用としておすすめの濃度です。

顔などに使う場合は、0.5%濃度が望ましいので
精油1滴に対してキャリアオイルを10mlに
増やします。

上記の数値は、あくまで目安のものです。

安全と言われていても、精油成分が合わないと
予期しない反応を起こすことも稀にあります。
精油を選ぶ時は慎重になさってほしいのと、
お店などで相談できる場合はしっかりお話し
してくださいね。

オイルを使っていて合わなかったり、
何かおかしいと思ったら直ちに使用を止めて、
水でよく洗い流してください。
出来れば初めに、影響の無さそうな所に
ほんの少し塗ってみて、様子をみておくと
不安なく使えてよいです。

肌の強い弱いもそうですが、成分と作った時の
濃度も関係してきます。

アロマテラピーについては、
常に自己責任という言葉が使われます。
精油を使って何かを作るときには、
まず高濃度で作らない、そして長期間で
使用しないことをお願いしています。

精油の効能を期待してオイルを作る時、
私は精油を1種類で使います。
ブレンドにより弱まる感があることと、
効能をはっきりさせることで結果も
得やすいからです。

例外もあり、ストレスからくる痛みなどの場合で
あれば、鎮静成分の多い精油を足したりします。
例えば、頭痛の緩和に使うオイルとして
ペパーミントにラベンダーを足して作る、
といった感じです。

作ったオイルは長期間の保存がきかないので、
早めに使い切るようにしてください。
なるべく最初は量を少なめに作り、
様子を見ながら使うことをおすすめします。

私は初めてオイルを作った時、30mlのものを
3本作りました。結果、
使い切れずに捨てることとなりました。

せっかくなので、その時覚えた捨て方を!
 油を捨てる方法と同じです。
 牛乳パックに新聞紙などの紙を詰め、
 そこに流し捨てます。

同じ痛みを何度か経験していると
「あぁ、あの痛みが来る!」といった
ざわざわした感じが先にくることがあります。
それを私は痛みの記憶と呼んでいます。

「来るぞ」と思うと緊張して身構えてしまうの
ですが、その痛みの記憶から和らげてくれる
精油のやさしさは、多種の成分を持つからこその
特徴だと思います。

終わりに、もし効能を優先させて選んだものが
あまり好きではない香りだとすれば、
無理して使うことはしないでくださいね。

今日も、最後までありがとうございます。
3つの話しを読み進めて頂くことで、
精油のことが少しでも伝われば嬉しいです。

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