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【お知らせ】名称を「るる古典」に変更しました(旧称:阿留多)

noteページの名称を「るる古典」に変更しました(旧称:阿留多)。
古典をテーマにしたページであることを、より明確にしたいと思ったためです。併せてアドレスも末尾を「arutacomic」から「ruru_koten」に変更しました。

しばらくnoteからも絵からも離れていましたが、その間にもいろいろな古典作品に触れて、やっぱり自分はこの世界が好きだなと、しみじみ思いました。
それと同時に、世の中の古典離れ、本離れの激しさに危機感を強めています。
この流れに抗うため、微力であることは百も承知ですが、自分なりに少しでも古典の魅力を発信していければと。

このページの記事を見て、少しでも古典に対する興味を持っていただいた方は、本屋さんで実際の作品もぜひ手に取ってくださるとうれしいです!
(絶版になっているものも多いですが…。そのときは図書館で)
古典人気が高まって、出版社さまが古典作品をどんどん増刷できる世の中が来ればいいと、切に願っています。

古典が現代までに受け継がれてきた理由は千差万別いろいろでしょうが、ひとつには「単純に面白いから」ということがあると思います。
「古典=つまらない、不要」と言われがちな現実がさみしい。
世間にはびこるこの方程式を、ひっくり返せたら本当にうれしいのですが。

また、現代語訳された古典に触れるのもいいですが、古文のことばの響き、流れ、ニュアンスなどは原文でなければ味わえないものです。
意味を完全に把握できなくても(私自身の古文の読解力もまだまだです)、ときに古典の原文に触れて、昔の人の息遣いを直接感じていただきたいです。
高校までの古文の授業の知識を確実に身に着ければ、原文でもかなり読めるようになります。

古文書読解、くずし字の勉強も、チャレンジしてみると謎解きのようで楽しいです。
ある程度読めるようになってくると、「何が書かれているかさっぱりわからない」とそれまで素通りしてきた博物館の書の展示を、長時間じっくりと楽しめるようになります。
さらに、昔の人の美しい筆跡を眺めながら学ぶうちに、自分の書く字もいくらか綺麗になってきます。

学生時代の私は、古文は好きでも文法は大嫌い。
くずし字も社会人になってから趣味でさぼりさぼり勉強している程度で、どちらの実力もはなはだ未熟ではありますが、学ぶことの楽しさを日々感じています。
昔の貴族が書いた日記の画像を眺め、読める言葉を拾い上げていると、「こういうものを一つ一つ読み、研究して、多くの人のものすごい時間の積み重ねのもとに、自分たちが教わった歴史の教科書は書かれたんだな」といつも感動します。

昔の人が書いた文章、実際の筆跡からは、その当人の息遣いが直に伝わってきます。
千年前に生きた顔も知らない他人が、すぐ隣にいるような、直接顔を見て話を聞いているような経験を、古典に触れるたびに得ることができます。
この楽しさを、ひとりでも多くの方に知っていただけたら。

このページを充実させていく過程で、またどんな新たな古典との出会いが生まれるのか、私自身も楽しみです。
時間が許す範囲内ではありますが(たまにWワークになるときがあり、そのときは更新がぱったり途絶えます)、心機一転がんばりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

記事をどんなつくりにするか、絵柄もこの機会に少し変えようかなど、いろいろ試行錯誤中でしばらく落ち着かないかもしれませんが、あたたかい目で見守っていただければ幸いです。


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