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本のある服屋

こんにちは。ようやく涼しくなり始めたのが10月も半ば。今年は果たして秋はあるのか。すっ飛ばして冬なのか。服屋としてはここが気になるところです。

私個人としては、コンビニに行けば栗や芋のお菓子が増え、大好きなかき氷屋さんではハロウィンメニューも始まって、お蕎麦屋さんのインスタに松茸蕎麦の文字を見つけるだけで、もう気分は随分前から秋なのでした。

秋といえば定番の話題は○○の秋。私は1年中食欲があるので、あえてここは食欲の秋とはなりませんが、普段から好きな読書がなぜか捗る気この季節が好きです。

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ruru blueには先月本棚ができました。古本屋さんを開業することを目指している夫婦のかわいいふたり「かえりみち」にお願いして、古書を販売しています。どこに置こうかなんて考えていたら、なんと本棚まで用意してくれたんです。これがまたとても素敵でびっくりしました。私の本棚のイメージが覆されましたよ。お店や私たちをイメージして選書してくれた古書は、どれも読みたいものばかりで、選書のセンスにこれまたびっくり。もうすっかりふたりのファンです。円頓寺商店街で開催される「本のさんぽみち」にも出店するそうなので、私も遊びに行きたいなと思っています。選書してもらった本はインスタグラムにてご紹介しておりますので、是非そちらもチェックしてみてください。 

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私が今年読んだ「ぼくにはこれしかなかった。」という1冊の本があるのですが、これを書いたのは岩手県盛岡市にある「BOOKNERD」の店主早坂さん。ご自身が脱サラしてお店を開くまでを書かれたもので、以前から本屋さんや本について書かれた本が好きな私はなんの気なしに読み始めたんですが、共感の連続で出張先の大阪のタリーズで泣いたのを今も思い出します。笑 そんな早坂さんの新しい著書「いつも本ばかり読んでいるわけではないけれど。」と、BOOKNERDから出版されている くどうれいんさんの「わたしを空腹にしないほうがいい」を当店で取り扱うことになりました。どちらも上着のポケットに忍ばせて読める薄さの本なので、気軽に手に取ってみてください。

本離れが度々話題になりますが、なにも本の虫になる必要はなく、なんとなく暇だし良いテレビやってないから本でも読むか〜くらいの気持ちでいいと思うんです。服買いに行ったらなんか本が置いてあったし読んでみるか〜と思ってもらえたらいいなあ。

舘山さやの

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