今回は気になる体験で投稿したいと思います。以下の画像をご覧下さい。

なんてことはない可愛い落書き帳です。娘が使っているものを拝借致しました。いつもこの落書き帳を使っています。

落書き帳の表紙には豚や羊、花や星が描かれていますが、中央に大きな動物2匹がいます。皆さんには何に見えますか？

左が猫で、右は犬？
左が犬で、右が猫？
それとも別の動物？

これは絵がわかりにくいという話ではありません。ただ単に私が奥さんや子供と違った答えをしたので気になったという話です。私が初めて絵本の表紙を見た時は右側が他のオモチャで隠れている状態でした。

まさにこんな状態。

そして私は、この動物がキツネなんだと直感で思いました。でも奥さんや子供は猫と犬と言い張る。しかし、どうも納得が出来ないので知り合い20人程度にアンケートをとりました。

・2匹の動物が載っている画像を10人
・左側の動物だけをトリミングした画像を10人


それぞれの画像を送ると少し面白い結果になりました。

2匹の動物が載っている画像を見た人は10人中7人が猫・犬または犬・猫と回答し、左側の動物だけをトリミングした画像を見た人は10人8人がキツネと回答したのです。

友達とデータの少なさは置いておいて、なぜトリミングした画像をキツネと思ってしまうか。ここからは推測だが、関連性などで見え方が変わっているのではないかということ

この落書き帳には豚や羊がいるので、キツネがいてもおかしくなさそうですが、メインとなる2匹の動物。しかも落書き帳。過去の経験から犬、猫のセットで間違いない！

と脳が一瞬で判断しているのではないか説。トリミングした画像を見た人たちは周りの絵や環境などがわからない為、単体で判断している。


ようは関連性で見え方が変わるという事です。確証バイアスに近いですね。

『自分が好きなもの・信じていること・慣れ親しんでいる価値観（世界観）』などが固定観念としての確証バイアスを生み出し、その結果、見たいものだけを見て聞きたいものだけを聞くという状況を作り出してしまう。

因みに答えは、娘が右側が猫で左が犬と答えたので我が家ではそれを正解にしています。そして、この落書き帳は娘が凄い気に入っているのでデザインとしても最高です。

気づいた事

自身が曖昧でも関連付ける事で明確にする事ができる
キツネはメインをはれない