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シティポップ大全 # 1

☆不二家ハートチョコレイト'74、'76 : 山下達郎

世にCMソングだけのレコード(CD)って一体どんくらいあるのかな?
小生の記憶では、広告の我が国のどこぞの権威が昔出していたTV CM大全集…みたいなレコード(勿論アナログ、しかも25センチ盤)が昔ウチにありまして、今は小生がしっかり保管しているがこれはかなりな年代物。
フマキラー、桃屋、サントリーオールド、丸善石油と言ったオールドタイマーな傑作CMソングが楽しい画像入りライナーノーツと共に楽しめる仕様だった。
長らく、これは非売品で世の中にはそうそう出回ってないだろうと、これは貴重品にちがいねぇ💦などと想像を逞しくしていたら、ある日の中古屋さんに何気にありまして売値をみたら、千円切ってた(T_T)💦

今日はCMソングのお話。
我が国で最初のCMソングと言えば…お分かりの方いらっしゃいますかな?
1951年 小西六が当時(後のサクラカラー)打ち出したカメラフィルムの広告の一環で、CMソング♫僕はアマチュアカメラマン と言う歌を当時ラジオ「日曜娯楽版」で一世を風靡していた三木鶏郎に詞曲を依頼して唄うはベテラン、ハイカツこと灰田勝彦✨
どの位売れたかは知らねどもかなり話題にはなった由。
いずれお耳に入れる機会もあろう。

さて、それでは史上初のCMソング集となると判りそうな方はグっと減るだろうから早くも種明かしをしてしまおう!
それは…誰あろう大滝詠一氏の1977年リリースの「Niagara CM S
pecial」が、本邦初CMソングだけを集めた商業用レコードである。
大滝の音楽活動の原点とも言える数々のCMソングが収録されていた。
大滝詠一のCMソングと言えば、中高年以上の方には懐かしい秋吉久美子、風吹ジュンと言った女優さんたちがデビューしたてのアイドルで三ツ矢サイダーのCMで起用されたときのBGMが大滝詠一オリヂナルのサイダー'73から'77迄続いた。
この辺の話をしだすと、又長くなるので一気に割愛し、この5年間で何故か'76だけ大滝ではなく、その時起用されたのが山下達郎であった。
山下達郎と言えば、大滝詠一の主宰するナイアガラレーベルから山下達郎がリーダーだったシュガーベイブと言うバンドがデビューしたのは余りにも有名な話、よって大滝詠一は山下達郎の師匠なの?と言うとそれがそうはならないが、何せデビューのキッカケを与えたのは間違いないのである。
その山下達郎も大滝同様、デビュー当初は全くレコードが売れず、兎に角目の前の仕事は貪欲にこなしたらしい。
首尾よくCMソングの仕事が大滝と同じONアソシエイツからもたらされたので意外に山下のCMキャリアは早くシュガーベイブのアルバムリリースよりも早かった。
それらのCMの仕事をパッケージした山下のアルバムは公式リリースはされていないが、彼のファンクラブに入会すれば購入可能となる。
自ずと業界の先達大滝と山下は自らのCMソングに対するスタンスがはっきりと分かれる。
この辺が、面白いところだ。

そんな山下のCMソングの中から、本日はまだちょっと早いが来月のバレンタインデーに向けて標題の二篇をお送りしたいと思う。
CMソングだから恐ろしく早い、1曲30秒。
'74と'76のヴァージョン違いを掛けるから締めて1分!
余白も入るからユーチューブの合計1分7秒❗️

お聴き逃しなき様に。

https://youtu.be/bp4cbIYTUd4

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