第9章 AI時代を突破する「余白のデザイン力」

前回の章で、日本のインターネットの特徴を歴史的観点から説明した。つまるところ、「匿名性が高く、その分炎上リスクも高い」というわけだ。

しかし逆の見方をすれば、「ユーザーを味方につけることができれば圧倒的に強い」。

特に日本はツイッターが未だに絶好調で、僕の感覚からすると情報発信者(特に言葉で発信する系の人)はツイッターはなくてはならないツールだ。

それくらいツイッターの利便性・拡散力・ユーザーとのコミュニケーションの取りやすさ、検索機能、ハッシュタグ文化、コンテンツの横展開のしやすさは他のSNSと比べて優れている。

ちなみにだが「僕のことをどこで知ってくれたの?」と講演会参加者に聞くと「ツイッターで見かけて」と言われることが多い。

ツイッターの使い方に関してはブログに書いたこの記事を読んで欲しい。おかげさまで月間3万人に読まれる人気記事だ▼

1週間で1000人増!Twitterのフォロワーを増やすためにやった16のこと【完全保存版】


リスクも大きいが上手く使えばリターンも大きい。この章ではこれから訪れるAI時代において最も最強になるスキル、「余白のデザイン力」について解説したい。

実力も大切だが、「応援される力」の方がもっと大切

最近周りを見てて感じるのが、「実力も大切だが応援される力も大切」ということだ。

例えばお金を稼ぐスキルは持ってるのに、誰からも愛されず応援されない人。お金はたくさん持ってるのに、自分が死んだ時の葬式に誰も人が来ないような、そんな人生。「別にそれでいい」って人にとったらそれでいいと思う。

しかし実力+αで「周りから応援される力」を持ってる人はもっと強い。例えば困ったときに助けてくれる人望を持っている、夢を掲げクラウドファンディングをした時に多くの支援金や人を集められる人。これからのAI時代、実力はもちろんだが、周りから応援される力がもっともっと重要になってくる時代だ。

①実力あるけど応援されない人
②実力はないけど応援される人
③実力もないし応援もされない人
④実力もあるし応援もされる人

以上で分類できるとしたら、どうせなら④の「実力もあるし応援もされる人を目指そうぜ!」という話である。

しかし前章でも解説したように、この日本という国においては「実力のある人(=出る杭)は打たれやすい」のだ。パワーを持ちすぎると、どうしても人から応援されにくくなってしまう(むしろ嫌われてしまう)。

そこで重要なのは「余白のデザイン力」なのだ。

人は共感で生きる。そこを狙う

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