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ふたたび働き始めて1ヶ月なのだ。

およそ1年8ヶ月の有閑ムッシュー生活を終え、いわゆるサラリーマンに復帰してから早一ヶ月が過ぎた。

新しい土地での生活、そして会社生活。グスタフは初めての幼稚園。愛妻も育休で二人の子育て。すべてが新しいことだらけでどうなることかと思ったが、何やかやと順調に1ヶ月が過ぎた印象だ。
想定外だったのはわたしの五十肩が思いのほかひどく、もはや左肩が上がらないレベルで、腕にも負担が掛かって左腕全体がもげそうなほどに痛くなってしまったことだ。痛みはひとまずボルタレンテープで乗り切っているが、何とかして早く治したいところだ。

さて、わたしが齢五十にして何とかサラリーマンとして雇用してもらうことができた顛末は、以下の記事に書いた。

繰り返しになるが、雇ってくれた今の会社には本当に感謝している。個人でお金を稼いでいたときは毎日のように収支を考えて暮らしていたのが、毎月一定のお給料をもらえるというだけで、とても安定した気持ちになるのだ。社会的信用などの点を考えても、起業(経営)に向かない私のような人種にとってはサラリーマンは最高の働き方であることを再認識した次第だ。

今の職場にも問題がないわけではないが、ひとまずは郷に入っては郷に従えだ。少なくとも私個人としては快適に仕事をさせてもらっているし、Win-Winの関係になるよう、事業に(それはすなわち社会に)貢献できるように努めたいと思うし、それが可能な環境だと感じている。

そのなかで、問題のひとつはフレックスタイム制ではないことだ。
わたしは社会人一年目からフレックスタイムの職場で働き、一度目の転職を経た後もそのままトータルで24年間、フレックスで働いてきた。特に朝が弱かったり、あるいは遠距離通勤(新幹線通勤)だったりしたこともあり、日本の会社では朝に定刻に出勤したことは20年間で数えるほどしかない。
韓国では比較的朝早くから出勤していたとはいえ、そんな夜型の私が毎朝定時に会社に行けるのかと少し不安だったが、年を取ったこともあってか、難なく朝の出勤をこなしている。これは自分でもびっくりだが、まぁ大人なのだから当然といえば当然だ。

幸い、時間休というものは使えるので、有給休暇を1時間単位で分割して1時間の早退をしたりすることは可能だ。事実、入社して3週間目には早速、子どもの通院のために時間休で早退した。そのあたりは助かっている。
実は今週も子どもの通院(予防接種)で半休を取得する予定なのだが、そう、子どもの病院というのはやはり大きなテーマだ。
愛妻が0歳のアマデを抱えて、3歳のグスタフを病院に連れていくというのはなかなか難儀だ、というか、不可能に近い。

わたしは一部の友人から愛妻に甘すぎると指摘されることもあるのだが、彼女が少しでも楽に過ごしてくれることこそが私の喜びなのだ。だからグスタフの病院は、基本的にほとんどすべて私が連れて行っている。
そのために時間休や半休をうまく使っていきたいと思う。

話は変わるが、先日、幼稚園で発表会があった。満3歳児として年少組に入れてもらっているグスタフであるが、一学年上のメンバーに比べて遜色なく出し物をこなしていた。グスタフの成長ぶりに、愛妻も涙を流していたし、私も落涙した。
しかし園児の家族たちの鑑賞マナーの悪さよ。劇場の民ではないとはいえ、あまりにも低レベルな行為が散見されたのは残念であった。

発表会が土曜日に開催だったため、月曜日は幼稚園が代休であった。ということは、その日、愛妻が初めて、朝からひとりでグスタフとアマデの二人を見ることになったのだ。
私もよっぽど会社を休もうかと思ったが、そこはグッと我慢して、普通に出勤してみた。愛妻もなかなか大変ではあったようだが、想像よりはスムーズに二人育児をこなすことができたようで、一安心であった。

そんなこんなで、愛妻もかなりがんばっていると思う。病院だって、どうしようもない状況であれば、ひとりで何とかできる地力は持っている。だが、そうした状況にならずに済むよう、常に二人で子育てしていきたいと思う。

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