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この街はタクシーが捕まらない!

突然だが私は、自動車の運転免許を持っていない。そのため、電車以外にタクシーもよく使う。かつて住んでいた東京や小田原はタクシー事情がかなりよく、タクシーに乗りたくても乗れない、なんてことはほとんどなかったが、一ヶ月前に越してきたこの新しい街は、極めてタクシーか捕まりづらく、今後の生活に不安を残すこととなった。

そもそもは、9月の末に不動産屋から帰ろうとしたときから、予兆はあった。訳あってタクシーに乗ろうとして、不動産屋さんに呼んでもらったのだが、数社電話してもらったのにどこも配車できないというのだ。これまでの経験からはとても考えらないことだった。

そして今回。

土曜日の朝から、グスタフが38.5℃の高熱を出した。実は一週間前の日曜日にも38.5℃の熱を出したがすぐに引き問題がなかったこともあり、子どもだからよくある異常なことなのだと思っていた。
事実、昼には平熱と云える37.1℃まで下がり、いつものようにイオンモールに出掛けたのだ。

しかしイオンモールでイマイチ元気がなく、眠いようでもあり、早く帰りたいと言い出すに至って、やはり体調がよくないのだと確信した。
帰宅したら熱が39℃を超えており、夜には最高40.7℃まで上がることになってしまった。

これはインフルエンザの可能性がある。#8000 に電話して相談して、グスタフはきちんと水分取れてるしよく眠れているし、そもそもインフルだとしてもまだ陽性反応が出ないかもしれないというわけで、様子見することにしたのであるが、困ったのは生後4ヶ月のアマデがいることだ。
やはり別々の部屋で寝た方がよいだろうとのことで、アマデと愛妻はリビングで寝ることにしてもらった。

日曜日の朝。明け方は37℃台まで下がっていたものの、起きてみるとやはり38.5℃。日中も37℃台と38℃台を行き来する感じで、このまま熱が引いてくれることを願ったが、夜になって39.7℃に。
インフルエンザだったら48時間以内に投薬した方がよいこともあり、嫌がるグスタフを連れて救急を受診することにした。車で15分くらいのところに小児科専門の救急病院があるのだ。

ところが。タクシーが捕まらないのだ。
東京で愛用していたジャパンタクシーアプリには、5社が登録されているものの、「手配できませんでした」。MOVには2社のみの登録だが、「近くに車がいません」。他のアプリや電話でも試みたが、ダメ。
複数のアプリで何度かトライして、幸いにも配車してもらうことができた。

行きのタクシーでは極めておとなしかったグスタフ。病院での検温は40.6℃で高目であったが、本人の意識はしっかりしており機嫌もよく、大丈夫だと感じた。

しかしそれにしても病院の混み具合にはビックリした。24時間対応してくれる救急病院のありがたさよ。グスタフより小さな子ども(赤ちゃん)も多く、そりゃあ親御さんも心配よな、と思った次第。
私は、愛妻とアマデを家に残し、グスタフと2人で病院に行ったのであるが、パパだけで連れてきている家庭はいないようであった。ママのみか、あるいはご夫婦。父親の育児参加が進んできたと言われているが、こういうところではまだまだだと感じる。

グスタフは結局インフルエンザではなく、喉から来る熱だろうとのことで、お薬をもらって終了。ひとまずよかった。

東京で住んでいた自治体は、いずれも子どもの医療費が無料だったので、こちらで一部有料なのは未だ慣れないが、それでもほぼ無料のようなものなので、感謝。
独身時代はホント、税金を納めるだけ納めてあまりその恩恵を受けたとは感じなかったが、子供を持つと行政の手厚さに感謝することが多い。

さて帰り。
病院にはタクシー会社直通の電話があり、会社を5社から選んで電話するのであるが、結果としてどこも「その近くには車がいないので、無理です」と。アンビリーバブル。
仕方なく往路と同じくアプリでトライするも全滅。何度かトライして、ようやく配車してもらうことができた。しんどかったー。

このあたりは本当に車社会なのだな、と実感した。

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