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[和訳 / 歌詞] Eminem - Sing For The Moment

Produced by Jeff Bass & Eminem
Release Date: 5.26.2002

エミネム - シング・フォー・ザ・モーメント
Geniusに掲載されている歌詞と注釈から解釈し、翻訳したものです
記事後半に注釈ありの歌詞を載せています


前置き

Aerosmithの "Dream On" をフックに使用したこの曲では、終盤でAerosmithのギタリスト、ジョー・ペリーのギターソロを挿入している。また、タイタニックの "I See No Reason" からドラムのサンプリングをしている。


エミネムよりこの曲に対してのコメント

「この曲は、みんなが俺の曲に共感してくれる理由が理解できない批評家どもをどうしてやろうかと考えた時にできたんだ。俺は、自分が子供の頃大好きだったラッパーたちと同じことになってるんじゃないかって思ったんだ。ガキの頃、LL Cool JやBeastie Boysに共感して、大好きだった。他の奴らが彼らの音楽を理解していなくても、そんなことは当時の俺にはどうでもよくて、むしろ彼らは俺に語りかけてくれてるんじゃないかとすら感じてたんだ。だから、この曲はそういうことをみんなにわかって欲しくて作ったんだよ。俺はお前にとって最高のヤツじゃないかもしれないが、俺はお前じゃなくて他のどこか、ネブラスカでもどこでもいいが、どこかの他のガキに語りかけてるんだ。お前なんかが聞いてるかなんてどうだっていいんだよ、そいつが聞いてくれてるからな。そのために作った曲なんだよ。」



[Verse 1: Eminem]


These ideas are nightmares to white parents
俺の考えは白人の親たちにとっては悪夢なんだ

Whose worst fear is a child with dyed hair and who likes earrings
Like whatever they say has no bearing
It's so scary in a house that allows no swearing
あいつらが一番恐れてることは
子供たちが髪を染め、ピアスをするようになって
いうことを聞かなくなっちまうことさ
汚い言葉を使うことが許されない家なんかじゃ特にそうだ

To see him walkin' around with his headphones blarin' alone in his own zone, cold and he don't care
ヘッドホンを鳴らしながら歩いてるあいつは
ひとり自分の世界に閉じこもり、無感情で何も気にしてない

He's a problem child, and what bothers him all comes out when he talks about his fuckin' dad walkin' out (Bitch!)
さらに問題児で、多くの悩みの種を抱えてるんだ
出て行ったクソ親父のことを話せば特にな (クソ!)

'Cause he hates him so bad that he blocks him out
If he ever saw him again he'd probably knock him out
親父のことは考えたくもないほど憎んでるんだ
もしも親父に会うことがあれば、殴り倒すかもな

His thoughts are wacked, he's mad so he's talkin' back
考えもおかしくなっちまって、頭に血が上ってるから口答えもする

Talkin' black, brainwashed from rock and rap
He sags his pants, do-rags and a stockin' cap
黒人みたいな喋り方になって、ロックとラップに洗脳されちまったんだ
腰履きのパンツ、ドゥーラグやストッキングキャップを被るようになり

His stepfather hit him so he socked him back
And broke his nose, his house is a broken home
母親の連れてきた男に殴られれば殴り返し
そんなんで鼻の骨も折れ、家庭はめちゃくちゃ

There's no control, he just lets his emotions go
もう制御もできない、感情の赴くままにー


[Chorus: Steven Tyler & Eminem]


(Come on!) Sing with me (Sing!), sing for the year (Sing it!)
さあ!俺と歌おう、歌え、未来のために歌おう、歌え!

Sing for the laughter and sing for the tear (Come on!)
笑うために、そして涙のために歌おう、さあ!

Sing it with me, it's just for today
俺と歌おう、せめて今日だけでも

Maybe tomorrow the good Lord will take you away
明日になれば神がお前を導いてくれるかもしれないから


[Verse 2: Eminem]


Entertainment is changin', intertwinin' with gangsters
娯楽は変わっていき、ギャングとつるむようになっていく

In the land of the killers, a sinner's mind is a sanctum
殺人の蔓延るところじゃ、罪人の精神は正義なのさ

Holy or unholy, only have one homie
Only this gun, lonely ‘cause don't anyone know me
神聖とか不浄とかもなく、仲間も一人だけ
武器もこの銃だけだ、誰も本当の俺を知らないから孤独なんだ

Yet everybody just feels like they can relate (Huh-uh)
それなのに皆が共感してくれる

I guess words are a motherfucker, they can be great
Or they can degrade, or even worse, they can teach hate
言葉ってモンはものすごい威力を持ってるんだ
それだけで偉大なこともできれば、何かを堕落させることもできる
もっと言えば、憎しみを教えることもできる

It's like these kids hang on every single statement we make
Like they worship us, plus all the stores ship us platinum
まるで子供たちが俺らの言葉一語一句に左右されるみたいにな
俺たちを崇拝し、すべてプラチナムの売り上げになってるみたいにだ

Now how the fuck did this metamorphosis happen?
なあ、この大変貌は一体なんなんだ?

From standin' on corners and porches just rappin'
To havin' a fortune, no more kissin' ass
街角や玄関先に立ってラップしてたようなヤツが
大金を手にし、誰にも媚びへつらう必要もなくなった

But then these critics crucify you (Yep), journalists try to burn you
Fans turn on you, attorneys all want a turn at you
To get they hands on every dime you have
でも批評家たちは激しく非難し、ジャーナリストたちは炎上させようとする
ファンは手のひらを返し、弁護士は見返りを得ようとする
俺たちから全てを奪い去ろうとするんだ

They want you to lose your mind every time you mad
あいつらはこっちがキレるたびに正気を失わせようとするんだ

So they can try to make you out to look like a loose cannon
Any dispute won't hesitate to produce handguns
俺たちを危ないヤツに見せかけようとするんだ
どんな揉め事にも躊躇なく銃を持ち出すようなヤツだってな

That's why these prosecutors wanna convict me
Strictly just to get me off of these streets quickly
だから検察は俺を有罪にしたいんだ
一刻も早く俺をこの街から追い出したいんだ

But all they kids be listenin' to me religiously
だけど子供たちは俺の言うことを信心深く聞いてくれるんだ

So I'm signin' CDs while police fingerprint me
They're for the judge's daughter, but his grudge is against me
だから警察が俺の指紋をとってる間でも俺はCDにサインするんだ
判事の娘のためにだぜ、それでも判事は俺を恨んでる

If I'm such a fuckin' menace, this shit doesn't make sense, B
It's all political, if my music is literal
And I'm a criminal, how the fuck can I raise a little girl?
もし俺がそこまでの危険人物だっていうなら、あり得ねぇだろ
ほんと政略的に動いてるよな、もし俺の音楽が文字通りなら
俺が犯罪者なら、どうやって娘を育ててるって言うんだよ?

I couldn't, I wouldn't be fit to
できるわけねぇだろ、そんなわけねぇだろ

You're full of shit too, Guerrera, that was a fist that hit you! (Bitch!)
あとよ、お前も大概にしろよGuerrera、俺は拳で殴ったんだよ!クソが!


[Chorus: Steven Tyler & Eminem]


(Come on!) Sing with me (Sing!), sing for the year (Sing it!)
さあ!俺と歌おう、歌え、未来のために歌おう、歌え!

Sing for the laughter and sing for the tear (Come on!)
笑うために、そして涙のために歌おう、さあ!

Sing it with me, it's just for today
俺と歌おう、せめて今日だけでも

Maybe tomorrow the good Lord will take you away
明日になれば神がお前を導いてくれるかもしれないから


[Verse 3: Eminem]


They say music can alter moods and talk to you
Well, can it load a gun up for you and cock it too?
音楽は俺たちの気分を変え、語りかけてくるとはいうが
じゃあ、音楽は銃に弾を込め、お前を撃ってくるっていうのか?

Well, if it can, then the next time you assault a dude
Just tell the judge it was my fault and I'll get sued
なあ、もしそうなら、次誰かを襲いたい時には
判事に俺のせいだって言って俺を訴えればいいさ

See, what these kids do is hear about us totin' pistols
And they wanna get one ‘cause they think the shit's cool
Not knowin' we really just protectin' ourselves
俺らが銃を持ってるって聞いたガキどもは
それがカッコいいと思うから欲しがるんだ
俺たちが自分自身を守るために持ってるとも知らずにな

We entertainers, of course the shit's affectin' our sales
俺たちエンターテイナーは、当然だがそういうことも売り上げに関わってくる

You ignoramus, but music is reflection of self
お前は無知で知らないだろ、だが音楽は自分を写すものなんだ

We just explain it, and then we get our checks in the mail
俺たちはただそれを説明し、そうすれば小切手が送られてくるだけだ

It's fucked up, ain't it? How we can come from practically nothin'
To bein' able to have any fuckin' thing that we wanted
こんなのはフザけてると思うだろ?
何もないところから出てきたようなヤツが
欲しいものがなんでも手に入っちまうようになるなんて

That's why we sing for these kids who don't have a thing
だから俺たちは歌うんだよ

Except for a dream and a fuckin' rap magazine (Ha-ha!)
Who post pin-up pictures on they walls all day long
夢とラップマガジン以外何も持ってないようなガキどものために
いつだって壁にポスターを貼ってるような奴らのために

Idolize they favorite rappers and know all they songs
大好きなラッパーを尊敬し、全曲知ってるような奴らのために

Or for anyone who's ever been through shit in they lives
クソみたいな人生を歩んできた奴らのために

So they sit and they cry at night, wishin' they'd die
夜中に座り込んで、泣きながら死にたいと願ってる奴のために

'Til they throw on a rap record and they sit and they vibe
そいつらがラップのレコードをかけ、バイブスを感じてくれるようになるまで

We're nothin' to you, but we're the fuckin' shit in they eyes
俺たちはお前にとってはなんでもないかもしれない
でもそいつらの目には俺たちしか映ってないんだよ

That's why we seize the moment, try to freeze it and own it
だから俺たちはチャンスを掴み取るんだよ
その一瞬の時を止めて、自分のものにしようとするのさ

Squeeze it and hold it ‘cause we consider these minutes golden
強く握りしめて、掴み続けるんだ
だってその瞬間が極上のものだってわかってるんだから

And maybe they'll admit it when we're gone
そして、俺たちが死んだとき皆が認めてくれるんだろう

Just let our spirits live on
Through our lyrics that you hear in our songs, so we can—
俺たちの曲を聞き、リリックを通して俺たちの魂が生き続けていくように
そして俺たちは…


[Chorus: Steven Tyler & Eminem]


(Come on!) Sing with me (Sing!), sing for the year (Sing it!)
さあ!俺と歌おう、歌え、未来のために歌おう、歌え!

Sing for the laughter and sing for the tear (Come on!)
笑うために、そして涙のために歌おう、さあ!

Sing it with me, it's just for today
俺と歌おう、せめて今日だけでも

Maybe tomorrow the good Lord will take you away
明日になれば神がお前を導いてくれるかもしれないから




**注釈あり**

[Verse 1: Eminem]

These ideas are nightmares to white parents
俺の考えは白人の親たちにとっては悪夢なんだ

Whose worst fear is a child with dyed hair and who likes earrings
Like whatever they say has no bearing
It's so scary in a house that allows no swearing
あいつらが一番恐れてることは
子供たちが髪を染め、ピアスをするようになって
いうことを聞かなくなっちまうことさ
汚い言葉を使うことが許されない家なんかじゃ特にそうだ

*(ここでは、エミネムが青少年たちに影響を与えた結果を示唆している。ここで白人の親にしか言及していないのは、エミネムを嫌う白人の親の多くは、エミネムが黒人のギャングスタライフを支持し、そういった価値観を伝えようとしているラッパーだと認識しており、そういった間違った解釈をしている親たちを皮肉っているため。子供が理想通りではない育ち方をしていても、それはエミネムたちによる影響が問題なのではなく、実際には親の育て方が一番の問題である。あまりにも思い通りの子供に育てようとすると、それに反抗してしまうのは当然のことである。)

To see him walkin' around with his headphones blarin' alone in his own zone, cold and he don't care
ヘッドホンを鳴らしながら歩いてるあいつは
ひとり自分の世界に閉じこもり、無感情で何も気にしてない

He's a problem child, and what bothers him all comes out when he talks about his fuckin' dad walkin' out (Bitch!)
さらに問題児で、多くの悩みの種を抱えてるんだ
出て行ったクソ親父のことを話せば特にな (クソ!)

'Cause he hates him so bad that he blocks him out
If he ever saw him again he'd probably knock him out
親父のことは考えたくもないほど憎んでるんだ
もしも親父に会うことがあれば、殴り倒すかもな

His thoughts are wacked, he's mad so he's talkin' back
考えもおかしくなっちまって、頭に血が上ってるから口答えもする

Talkin' black, brainwashed from rock and rap
He sags his pants, do-rags and a stockin' cap
黒人みたいな喋り方になって、ロックとラップに洗脳されちまったんだ
腰履きのパンツ、ドゥーラグやストッキングキャップを被るようになり

*( talkin' black は「黒人的な話し方」というステレオタイプの差別的表現だが、エミネムは黒人文化であるヒップホップに傾倒していたため、ヒップホップやストリートの詩の美しさをよく理解している。ここではむしろ、尊敬の念を込めて、この表現を用いているのだろう。
また、ロックもヒップホップ同様、青少年に悪影響を与える音楽だとして、長らく誹謗されてきた。)

His stepfather hit him so he socked him back
And broke his nose, his house is a broken home
母親の連れてきた男に殴られれば殴り返し
そんなんで鼻の骨も折れ、家庭はめちゃくちゃ

*(親への暴力は子供が秩序に反抗し、自我のコントロールを失っていることを表している。)

There's no control, he just lets his emotions go
もう制御もできない、感情の赴くままにー

*(エミネムはこのバースを、自分自身の少年期と重ねて描写している。
生後数ヶ月で父親が自分の元を離れ、貧困家庭で薬物中毒の母親に育てられ、それらから来る荒んだ経験がエミネムを作り上げていることが表されており、バースの後半になるほどに感情的な声になっていく。父親や家庭への怒りが、彼を突き動かしてきた要因の一つであることがわかる。)


[Chorus: Steven Tyler & Eminem]


(Come on!) Sing with me (Sing!), sing for the year (Sing it!)
さあ!俺と歌おう、歌え、未来のために歌おう、歌え!

Sing for the laughter and sing for the tear (Come on!)
笑うために、そして涙のために歌おう、さあ!

Sing it with me, it's just for today
俺と歌おう、せめて今日だけでも

Maybe tomorrow the good Lord will take you away
明日になれば神がお前を導いてくれるかもしれないから


[Verse 2: Eminem]


Entertainment is changin', intertwinin' with gangsters
娯楽は変わっていき、ギャングとつるむようになっていく

In the land of the killers, a sinner's mind is a sanctum
殺人の蔓延るところじゃ、罪人の精神は正義なのさ

*(エミネムは法的トラブルを多く抱えていたが、特にギャングに所属していたわけではないし、そういった環境で育ったわけでもない。法律を破る行為をしてはきたが、それは、意味もなく人を殺す殺人者のような純粋悪ではないと主張している。)

Holy or unholy, only have one homie
Only this gun, lonely ‘cause don't anyone know me
神聖とか不浄とかもなく、仲間も一人だけ
武器もこの銃だけだ、誰も本当の俺を知らないから孤独なんだ

*(この当時、人気絶頂だったエミネムは、身を守るために常に銃を所持していた。2010年のInterview誌によれば、Jay-Zは2003年、スタジオに来たエミネムにハグをしたときに、防弾チョッキを着ていることに気づいたという:「 The Eminem Show がリリースされて、2000万枚とか、とんでもない枚数売り上げて、世界一のラッパーだったよ。でも彼がレコーディングのためにスタジオに来て、ハグをしたときに防弾チョッキを着てるのに気づいたんだ。彼はラップを純粋に愛し、音楽で成功したかっただけなのに、それを手にした途端、その先に暗雲が立ち込めたんだ。」
50 CentとJa Ruleとの間のビーフがあったこともそうだが、エミネム自身の敵も多くいたこともまた事実である。)

Yet everybody just feels like they can relate (Huh-uh)
それなのに皆が共感してくれる

I guess words are a motherfucker, they can be great
Or they can degrade, or even worse, they can teach hate
言葉ってモンはものすごい威力を持ってるんだ
それだけで偉大なこともできれば、何かを堕落させることもできる
もっと言えば、憎しみを教えることもできる

It's like these kids hang on every single statement we make
Like they worship us, plus all the stores ship us platinum
まるで子供たちが俺らの言葉一語一句に左右されるみたいにな
俺たちを崇拝し、すべてプラチナムの売り上げになってるみたいにだ

Now how the fuck did this metamorphosis happen?
なあ、この大変貌は一体なんなんだ?

From standin' on corners and porches just rappin'
To havin' a fortune, no more kissin' ass
街角や玄関先に立ってラップしてたようなヤツが
大金を手にし、誰にも媚びへつらう必要もなくなった

*(ヒップホップの黎明期は、ただ単にラップが好きな人間がラップをし、皆で楽しんでやっているだけだったが、金を産む音楽となった途端、多くの人間が興味を持ち始めた。同様に、アンダーグラウンドにいた頃はただ単に楽しく仲間とフリースタイルしたり、曲を作ったりしていただけだったのに、それが莫大な金を生み出すものになってしまった変化に困惑している。)

But then these critics crucify you (Yep), journalists try to burn you
Fans turn on you, attorneys all want a turn at you
To get they hands on every dime you have
でも批評家たちは激しく非難し、ジャーナリストたちは炎上させようとする
ファンは手のひらを返し、弁護士は見返りを得ようとする
俺たちから全てを奪い去ろうとするんだ

They want you to lose your mind every time you mad
あいつらはこっちがキレるたびに正気を失わせようとするんだ

So they can try to make you out to look like a loose cannon
Any dispute won't hesitate to produce handguns
だから俺たちを危ないヤツに見せかけようとするんだ
どんな揉め事にも躊躇なく銃を持ち出すようなヤツだってな

That's why these prosecutors wanna convict me
Strictly just to get me off of these streets quickly
だから検察は俺を有罪にしたいんだ
一刻も早く俺をこの街から追い出したいんだ

But all they kids be listenin' to me religiously
だけど子供たちは俺の言うことを信心深く聞いてくれるんだ

So I'm signin' CDs while police fingerprint me
They're for the judge's daughter, but his grudge is against me
だから警察が俺の指紋をとってる間でも俺はCDにサインするんだ
判事の娘のためにだぜ、それでも判事は俺を恨んでる

*(ビッグ・ダディ・ケインの2ndアルバム It's A Big Daddy Kane 内の曲 "Another Victory" の次の歌詞の内容にインスピレーションを受けていると考えられる:
まず最初に、「お前はこれをどこで盗んだんだ?」と言われる
俺がヤクの売人だって決めつけてるのさ
笑わせんなよ、俺はお前の息子がサインを求めるほどのスターなんだぜ?)

If I'm such a fuckin' menace, this shit doesn't make sense, B
It's all political, if my music is literal
And I'm a criminal, how the fuck can I raise a little girl?
もし俺がそこまでの危険人物だっていうなら、あり得ねぇだろ
ほんと政略的に動いてるよな、もし俺の音楽が文字通りなら
俺が犯罪者なら、どうやって娘を育ててるって言うんだよ?

I couldn't, I wouldn't be fit to
できるわけねぇだろ、そんなわけねぇだろ

You're full of shit too, Guerrera, that was a fist that hit you! (Bitch!)
あとよ、お前も大概にしろよGuerrera、俺は拳で殴ったんだよ!クソが!

*(エミネムは2000年6月4日、ジョン・ゲラというクラブの用心棒を銃で殴ったとして裁判を起こされている。ゲラのスペルはGuerraだが、ここではGuerreraとなっている。これは、訴訟中に交わした調停協定で、ゲラの名前を歌詞に使用することが禁止されていたからである。 Guerrera はスペイン語で「女性の戦士」という意味なので、エミネムはゲラは女みたいな戦い方をするやつだ、と罵っている。ある意味、本名を使うよりも攻撃力の高い賢いやり方である。)


[Chorus: Steven Tyler & Eminem]


(Come on!) Sing with me (Sing!), sing for the year (Sing it!)
さあ!俺と歌おう、歌え、未来のために歌おう、歌え!

Sing for the laughter and sing for the tear (Come on!)
笑うために、そして涙のために歌おう、さあ!

Sing it with me, it's just for today
俺と歌おう、せめて今日だけでも

Maybe tomorrow the good Lord will take you away
明日になれば神がお前を導いてくれるかもしれないから


[Verse 3: Eminem]


They say music can alter moods and talk to you
Well, can it load a gun up for you and cock it too?
音楽は俺たちの気分を変え、語りかけてくるとはいうが
じゃあ、音楽は銃に弾を込め、お前を撃ってくるっていうのか?

Well, if it can, then the next time you assault a dude
Just tell the judge it was my fault and I'll get sued
なあ、もしそうなら、次誰かを襲いたい時には
判事に俺のせいだって言って、俺を訴えればいいさ

*(エミネムの作る音楽が、攻撃的で悪い影響を与えるとして非難されていたことに対する意見。音楽が人を殺すのではなく、結局銃を使うのは人間であり、人を殺すのは人間である。どのように受け取るかが一番大事なことなのである。)

See, what these kids do is hear about us totin' pistols
And they wanna get one ‘cause they think the shit's cool
Not knowin' we really just protectin' ourselves
俺らが銃を持ってるって聞いたガキどもは
それがカッコいいと思うから欲しがるんだ
俺たちが自分自身を守るために持ってるとも知らずにな

We entertainers, of course the shit's affectin' our sales
俺たちエンターテイナーは、当然だがそういうことも売り上げに関わってくる

You ignoramus, but music is reflection of self
お前は無知で知らないだろ、だが音楽は自分を写すものなんだ

*(批評家たちがいくら銃や暴力についての歌詞を批判したとしても、リリックはそのラッパーの人生を写すものである。銃が身近にあった環境で育ったのであれば、それをラップすることが、ラッパーとしてリアルを写すことのはずである。「クリーンな」歌詞とはそういったものを排除した「きれいな」歌詞ではなく、言葉通り、ラッパーを写す「混じり気のない」歌詞であるべきである。)

We just explain it, and then we get our checks in the mail
俺たちはただそれを説明するんだよ
そうやって小切手を手に入れるのさ

It's fucked up, ain't it? How we can come from practically nothin'
To bein' able to have any fuckin' thing that we wanted
こんなのはフザけてると思うだろ?
何もないところから出てきたようなヤツが
欲しいものがなんでも手に入っちまうようになるなんて

That's why we sing for these kids who don't have a thing
Except for a dream and a fuckin' rap magazine (Ha-ha!)
Who post pin-up pictures on they walls all day long
Idolize they favorite rappers and know all they songs
Or for anyone who's ever been through shit in they lives
So they sit and they cry at night, wishin' they'd die
'Til they throw on a rap record and they sit and they vibe
だから俺たちは歌うんだよ
夢とラップマガジン以外何も持ってないようなガキどものために
いつだって壁にポスターを貼ってるような奴らのために
大好きなラッパーを尊敬し、全部の曲を知ってるような奴らのために
クソみたいな人生を歩んできた奴らのために
夜中に座り込んで、泣きながら死にたいと願ってる奴のために
そいつらがレコードを聴いて、バイブスを感じてくれるようになるまで

*(エミネムはこの曲を、自分と同じように困難の多かった幼少期を過ごし、その痛みを和らげるためにラップにのめり込んでいるような子供たちに向けている。
また、この歌詞はビギーの "Juicy" からインスピレーションを受けており、曲中には、荒んだ子供時代の唯一の楽しみがラップマガジンを読み、ポスターを貼ることだった、という歌詞がある。)

We're nothin' to you, but we're the fuckin' shit in they eyes
俺たちはお前にとってはなんでもないかもしれない
でもそいつらの目には俺たちしか映ってないんだよ

That's why we seize the moment, try to freeze it and own it
だから俺たちはチャンスを掴み取るんだよ
その一瞬の時を止めて、自分のものにしようとするのさ

Squeeze it and hold it ‘cause we consider these minutes golden
強く握りしめて、掴み続けるんだ
だってその瞬間が極上のものだってわかってるんだから

*(エミネムは "Lose Yourself" でも、歌詞の中でこの考えを何度も主張している。金や名声といった目に見えるものではないので、ナンバーワンでいるためのセンスは掴みどころのないようなものに思えるが、頂点に君臨し続けるためには、その感覚を追い求めることが必要であることを訴え続けている。
この曲のタイトルが "Sing for the Moment" であるように、歌い続ける、常にチャンスを逃さないように追い続ける、ということがコンセプトとなっている。)

And maybe they'll admit it when we're gone
そして、俺たちが死んだとき皆が認めてくれるんだろう

Just let our spirits live on
Through our lyrics that you hear in our songs, so we can—
俺たちの曲を聞き、リリックを通して俺たちの魂が生き続けていくように
そして俺たちは…

*(2パックやビギーはもうこの世にはいないが、我々は曲を通して彼らに出会うことができる。歌詞を通して、不滅の存在となることをエミネムは目指している。)


[Chorus: Steven Tyler & Eminem]


(Come on!) Sing with me (Sing!), sing for the year (Sing it!)
さあ!俺と歌おう、歌え、未来のために歌おう、歌え!

Sing for the laughter and sing for the tear (Come on!)
笑うために、そして涙のために歌おう、さあ!

Sing it with me, it's just for today
俺と歌おう、せめて今日だけでも

Maybe tomorrow the good Lord will take you away
明日になれば神がお前を導いてくれるかもしれないから

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