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夕方6時のスーパーで。

夕方18時過ぎ、スーパーの鮮魚売り場。

立派なウマズラハギだの
鯛だの鯵だのが、丸ごと売られていました。
全て半額で叩き売り。

閉店まであと3時間。

...全く、売れそうな気配無い魚たち。

「本日の下処理受付は終了しました」
の看板。ガラス向こうは

人影無し。

静かな、静かなスーパー。


悩んで鯵2尾(半額)を持ち帰り。

適当に3枚おろし、皮剥いて
ねぎもぶつ切りで、ハンドカッターに放り込む。

頼む。ハンドカッター。
あんたなら出来る。
信じている。

チューブのにんにく、しょうが
しょう油半周、お味噌小さじ1くらい

ハンドカッターでガリガリ挽いたら、
絶品なめろう が完成。

そして目の前には、
下処理に使った新聞紙。
魚の頭と骨と、
主張してくるまな板と、
ほのかに臭い続ける、魚くさい手。


これは、簡単料理自慢をしたい訳でなく、

やっぱり平日の魚の下処理は
ハードル高すぎと思った記録です。

小さな子が居たら、小骨も気になる。
魚を捌いていようがいまいが、
子どもは年がら年中呼び出ししてくる。




魚は食べたい。
フードロス、聞いたことある。
でも、丸ごとの鯛を処理するエネルギー、
月曜日のこの時間、消費者に
どれだけ残っているか。


焼くだけの三枚おろし、
もしくは下処理しておいてくれるだけで
魚も私もどんだけ心が楽か。

好きで売れ残ってる訳じゃない。

好みに合わず、買えない訳じゃない。

半額だけど、売れそうにない。

...これ、誰も幸せじゃない。


わたしの近所のスーパーだけかもだけど、
下処理受付は決まって夕方16時前に終了。
...そんな時間に新鮮なお魚買いに来れる
消費者がどれほどいるのか。


エシカルだの、フードロス削減だの
耳触り良い言葉だけじゃなく
スーパーも本気だして欲しい。


売り切りは値引きだけじゃなく、
別の方法あるはずだ。



とりあえず、私だって、
刺身以外の
冷凍切り身以外の
魚料理が、食べたいのだ。




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