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ひとりでロックスターになる方法 ep.16

人付き合いが本当に苦手で、友達なんてものはほんのごく僅かしかいません。社交的な人に憧れて、見よう見まねでコミュニケーションを取っても、結局自分が疲れるだけで、そこからいくら手を差し伸べられても最後は逃げてしまっているのが常です。

誰とでも打ち解けて、その場の空気を作れる人は本当に尊敬します。アルカラの稲村さんは本当にその手のパワーをすごくお持ちになられてる方で尊敬しかありません。あとスギムさんもそうです。羨ましいです。

これからひとりでロックスターになろうとしている君に伝えておきたい。友達や仲間はひとりでも多く作ること。ひとりでロックスターと言っても、本当にひとりきりでは何も出来ません。それはこれまでの記事を読んでもらえれば何となくわかると思います。

自分が出した結果はすべて自分の友達や仲間がいたからであるという事を忘れないようにしてほしいです。自分だけの努力ではないということ、絶対に忘れないでください。

自分がステージの上で歌えるという事は、たくさんの人のお陰で成り立っています。かっこいい事、エモい事言うのは好きにしていただいて結構ですが、その裏には友達や仲間、そして家族がいたからであるということを忘れないでほしい。人間なんて所詮ひとりでは歩くことすら出来ない生き物なんですから。

私は活動休止をしている身で、実質ほぼ引退状態ですが、お世話になった方には"お声さえかけて貰えればいつでもスケジュールを空けます"と伝えています。それはこれまで自分のワガママを聞いてくれた方々への恩返しです。
私の勝手で活動休止しているわけですから、ご迷惑をお掛けしているわけですから、ここぞという時は飛んでいくのが絆というものです。

実際、今年のアルカラ主催のネコフェスでは一般人としてお誘いをいただき、出演させていただきました。各所から「早い早い!」という声も聞こえましたし、自分でも「まだ1年経ってないよ?」と思いましたけども、そこはお世話になったアルカラさん、稲村さんへのご恩です。とある立ち飲み屋で「先生、ネコフェスのチケット、スギム始まりで取ったんやろ?出えや」から始まり、ちゃんと立ち位置を汲んだ出演枠を用意してくださり、本当に嬉しかったです。

本当に全て人です。人という漢字はよく眺めてみるとお尻にも見えますし下乳にも見えます。いいですよね、下乳。

私は下乳を"したちち"と呼ばずに"しもちち"と呼ぶことにします。それもアルカラへの恩です。

人と人とが寄り添って、それが積み重なって塔になっていきます。時には隣の立派な塔に寄りかかり、時には隣の頼りない塔を支えてあげたり、そうやってみんなで力を合わせて大きくなるのが人間です。それがロックバンドです。かもしれないです。たぶんそう。

時にはあなたのことを邪魔する人や、明らかに怪しい人が寄り添ってくることがあると思います。そんな時は思い切ってスルーして逃げ切ってください。世の中にはあなたが思っている以上に変な奴がたくさんいます。そんな輩に絡んでいるほど時間は安く無いです。あなたの音楽が、あなたの人生が一分一秒無駄にならないように心からお祈りしております。

今回は短いですがこの辺で。

次の記事が最後になるかもしれません。
最後こそはロックスターになるための話をしたいと思います。

#エッセイ #音楽 #バンドマン #リバーシブル吉岡 #ひとりでロックスターになる方法



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