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病院通いと言うのが恥ずかしかった

今日は定期検診の日。知っている人は知ってますが僕は持病で「癲癇(てんかん)」の病気を持ってます。
この病気は少し理解されてない場合もあるので書いてみます。

癲癇とはどんな症状か

あまり理解されてない病気なので少し解説です。てんかんとは突然意識を失って反応がなくなるなどの「てんかん発作」を繰り返し起こす病気ですが、その原因や症状は人により様々で、乳幼児から高齢者までどの年齢層でも発病する可能性があり、患者数も100人に1人と、誰もがかかる可能性のあるありふれた病気のひとつです。

発症したのは大学時代

てんかんという病気は先天性の場合と後天性の場合があるらしいです。僕の場合は大学時代に発症しました。
高校時代は健康そのもので風邪も引かなかった男でした。
それが大学に発症して薬を毎日飲み、通院という生活は最初は苦痛でしかなかったのです。
しかし、生きていかないといけないと自分で踏ん切りをつけて体調管理には気を配るようになり友達とも遊ぶこともでき楽しい大学生活を送れました。

就職してからも影響した持病

大学4年生で僕は複数の会社から内定をありがたくいただきました。今でも感謝をしてます。
そんな僕ですが就職をして5年目に1ヶ月に1回ペースで癲癇発作を起こしてしまい職場にも迷惑をかけていました。本当に申し訳なかったです。
同僚の方は優しく、有給をとっていい!とケアしてくれたことを今でも忘れません。
そんな時にニュースで同じ病気の方が薬を飲み忘れて交通事故を起こすことがありました。
子供が亡くなったという本当に悲惨な事故で癲癇の患者からは免許を取り上げろというネットのコメントが目立ちました。

最初の職場を退職

当時は自分が飲んでいた薬が少し合わなくなっていた様子でした。しかし体調の不安定さと仕事の忙しさできつかったのは正直なとこでした。
僕は退職をしました。会社都合で退職ということにしてくれて退職金もたくさんいただき、感謝しかありません。
そのお金でスクールに通い今の私のITスキルはあると実感してます。

子供に遺伝したらどうするの?

僕は一度離婚をしてます。そして子供もいます。僕に対しては何を言われてもいいのですが本当にショックだった言葉が「あなたの持病が子供に遺伝をしたらどうするの?」と言われたことでした。
もちろん当時の妻も色々不安だったから言った言葉だったと思ってます。しかし自分の病気で子供が辛い思いをするのではと想像したら辛かったです。
お医者さんに聞いたら遺伝をすることはほぼないです。とのことです。
僕の父、母も癲癇の病気はないです。

病気への言葉が辛かった

元妻の言葉も辛かったし、免許証の返還もあった事も辛かったです。実は免許証を1度僕は警察に返還をしてました。
今は法律も変わりましたが癲癇の薬を飲み忘れる方が事故を起こすことが多く、癲癇の持病を持っている人は免許をとりあげられることがありました。
また、窓口の方はあまり知識がないことも多く「ああ、この病気ね!大丈夫なの?」と言われた時はクレームを入れてカッとなりやすいと言われたことがさらに辛かったことでした

病院に行っていることを素直に言えるようになった

独立をして今は自分で仕事をしてます。病院に行くのも自分の仕事が空いている時です。
誰かに気を使った病院行くこともしてません。
今日はちょうど脳波と血液検査の日でした。とても良好という結果をいただきました。
自分は今のペースで健康に、そして楽しく生きてます。今僕は再婚の気持ちも無ければ子供が欲しいという気持ちもないです。
それは昔妻に言われた「遺伝したらどうするの?」という言葉でした。僕は子供を産む立場ではないからこそ不安があるのはわかります。
だからこそ自分の幸せを見つけることが大事なのかなと今は思ってます。

今僕の子供は元気に育ってます。妻は再婚もして幸せにしてます。それでいいのかなと思ってます。

世の中にはそれぞれ病気を持っている方もいます。事情はそれぞれですが是非お話を聞いてあげることを忘れないでいてあげてください。
そして色々な働き方もあります。認めてもらえれば本当に楽しい人生です。

今日は割と長いノートになりましたw明日はサクッと書こう!

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