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30年経っても、生涯未婚率が上がっていても、雑誌「ゼクシィ」が健在。な件

創刊から30年が経った今、結婚情報雑誌「ゼクシィ」の実売部数は過去最高となっているらしい。タウン情報誌などはそのほとんどが縮小や廃刊、WEB版への移行と部数を減らしている中、一人勝ち状態である。

少子高齢化や生涯未婚率の低下、ネットやSNSの影響によるペーパーレス化からくる紙媒体の発行減少など、色々なマイナス要因を跳ね返しての過去最高にはどんな施策を重ねてきたのだろうか。

そうは言っても自分が結婚情報誌に興味を持っていたのははるか昔なので、実際に書店へ行き「ゼクシィ」を手に取ってみる。まずその厚みに驚かされた。京極夏彦先生の小説と同じくらい、いやそれ以上に重い気がする。私が購入していたころはもっと薄かったようで、今の4分の一程度らしい。私が手に取ったのは東海版であるが、首都圏版などは1400ページもあるらしい。

そしてその価格にも驚く。これほど厚みがありながら300円と格安である。そして付録も付いてくる。19年に首都圏版を500円から300円に値下げし地域差をなくしたという事だから、首都圏以外はそもそも300円だったのだ。それなのにこのボリューム!本業界に「オモうまい店」なる番組があったとしたら真っ先に紹介されるであろう。いわゆる「コスパ最強」である。現在ゼクシィは地域ごと分冊され19エリアで分かれているので、地域ごと厚さの違いはあるが、東海版でも結構すごいなと思うのだから、一番厚いとされる首都圏版はコスパ最強中の最強雑誌だろう。

最近の内容も結婚式場の広告や情報のほかに「結婚に必要なお金」など、直接結婚式に関係ない情報や、国際結婚や同性カップルといった人たちの特集を組んだりと、幅広い層に手に取ってもらえるような工夫がされている。

またその表紙を飾るタレントにも外国人のタレントが多い。以前は女優さんや日本人のタレントがウエディングドレスを着て「バーン!」といった表紙が多かった気がするのだが、今は「色が付きすぎないように」あえて外国人タレントを起用している。確かにその方が「購入者自身が自分事として」想像しやすいのだろう。逆を考えても「吉沢亮さん」とかが表紙になっているより「名も知らない外国人タレントさん」の方が手に取りやすい。結婚情報誌にイケメン俳優さん表紙だったら、なんか購入に及び腰になりそうである。

というように「ゼクシィ」はその時代々々の結婚を考える世代に、内容や表現を変えながら寄り添ってきた。その結果が「実売部数過去最高」なのだろう。

一方で広告掲載主側からは「一人勝ち状態で広告費が強気すぎる」といった意見もあるようだ。それでも、30年経って発行部数が落ちていないことを考慮したら、致し方ないのではないかなという気が、個人的にはする。

そんな「ゼクシィ」だが、もちろん紙媒体だけが存在するわけではない。現在の主流に合わせ、SNSやアプリでの発信も力を入れている。この2月に「ゼクシィアプリ」が10年ぶりに大幅リニューアルされる。利用者の分類を変更しより好みに合う広告表示になるようだ。

この先も「ゼクシィ」には「結婚を考える人たちの伴走者」として高い発行部数を維持してほしいなあと思う。これは私の個人的な感想だが、日本の将来がまだ明るい、という証明になりそうな気がしているから。

今日はここまで。

引き続き、どうぞよろしく!



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