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誰も気づいてない⁉アントレプレナーシップの盲点

最近起業関係者を中心に話題の『アントレプレナーシップ
茨城県においても大井川知事が元々マイクロソフトなど大手企業の取締役などを歴任してきたのもあって、特に高校生や大学生、早ければ中学生の間で起業の熱が高まっている印象です。
(調べてビックリしましたが、武蔵野大学では『アントレプレナーシップ学部』なんてあるんですね)

要は起業家精神のことだそうで、「新しい事業を創造しリスクに挑戦する姿勢であり、あらゆる職業で求められるもので、精神というよりは「起業家的行動能力」と訳すことが、より基本概念に近いと言えます」とされています。

個人的にアントレプレナーシップの考え自体は好きですし、世の中の流れを見ても将来的に浸透していくのは間違いないと思います。

アントレプレナーシップは本当に求められている?

ただ気にあるのが、今ある企業がどれだけ『アントレプレナーシップを持った人を求めているか?

先日この話題について某オンラインイベントでも話し合ったけど、僕の見解も含めると、アントレプレナーシップを持った人材を求めている会社は意外と多くないと思う

というのもアントレプレナーシップを持つということは(厳密には違うかもしれないけど)、主体性を発揮することだと僕は解釈しています。

でも多くの企業は主体性のある人よりも、『上の言うことを素直に聞く人』を求めていることが多く、またそういうタイプの人の方が総じて企業内での評価も高いことが多いです。
(僕がこれまで勤めた企業やこれまで相談に乗ってきた茨城県内のブラック企業の話20~30社の様子を聞く限りは少なくとも)
もちろん、表面上は『主体性のある人材を求めている』としている企業も多いですが、そういう企業も結局は主体性よりも言うことをきく従順な人を求めていることが意外とあります。


つまり語弊はありますが、企業からすればある意味『アントレプレナーシップなんて邪魔』なんです。

上司や社長に意見や提案しても軽くあしらわれるか、ひどいと何らかの処分を受けることもあります。
(悪い)上司や企業からすれば、言うことを素直に聞けば楽ですし、主体性や伸のある人ほど邪魔ともいえますからね…。
(ちなみに僕がいた某企業は会議において、社内ナンバー2の方が社長に意見したら危うく左遷されそうになりました)

アントレプレナーシップの理想と現実の差

繰り返しますが、アントレプレナーシップの考え方そのものは僕は好きですし、今後間違いなく必要、主流になると思います。

でも、同時に多くの企業が意外とアントレプレナーシップを求めていない(主体性がある人より従順な人が好き)という側面も知られてほしいと思う

…まぁ時代の流れ的にアントレプレナーシップを全く受け入れない企業は遅かれ早かれ淘汰されると思いますが

アントレプレナーシップの理想と現実の差を実感してるところです。

まとめ。アントレプレナーシップ以前に自分に合う働き方やライフスタイルを考えるのが大事

サラリーマン、正社員以外の選択肢として『起業』も候補に入ることが増えつつあります。

起業したりフリーランスになることで、普通に働くより自由はききやすくなりますが、同時に責任も大きくなります。
会社員であれば決まった額の給料はもらえますが、起業すればそうもいきません。
最悪、月の売り上げ(収入)がゼロもあり得ます

また、個人的には起業するか会社勤めか、正社員か派遣かバイトか起業かについて優劣はないと思ってます。
もちろん、細かいメリット・デメリットはありますけどね。

今まで通り会社員が正義というのもおかしいですが、別に「みんな起業しよう!」と言うつもりもありません。

アントレプレナーシップも知りつつ、各自に合った働き方をしてもらえればと思います。

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