フットサル選手としてプレーできるのは永遠じゃない。

いずれ引退する日が必ずきます。

それはあと数年かもしれないし

数十年の可能性だってなくはない。

ましてや第一線で活躍できる選手なんて本当に一握り。

プロになるには実力だけじゃなれないし

運や人間性も大事だと感じています。

マイナースポーツであれば

選手を続けたくても金銭面の問題などが出てきて

パフォーマンス以外の問題で引退する選手も少なくないはず。

フットサル選手も同じことが言えると思う。

フットサルもまだまだ知名度は低いし

フットサルだけで食べていくのは

そう簡単なことではないだろうとも思っていました。

これらのことはフットサル選手を目指す前から

自分でもわかっていたこと。

そんな現状を知りながらもフットサル選手を目指したのは

ただ純粋にフットサルが好きだから。

その理由に尽きます。

今こうしてフットサル選手として生活できていること

これは本当に幸せなことで決して当たり前のことではありません。

実力だけではここまでは来れなかったはず。

沢山の人が自分を支え、応援してくれたからこそ

今の自分があるのは間違いありません。

だからこそ今の競技人生に後悔を残したくはない。

歳を重ねるごとにその思いが強くなっています。

後悔しないように行動しようと口ではいくらでも言えます。

けれど実際に後悔するかしないかなんて

その時にはわからないことであって

後からじわじわと感じるものだと思います。

選手生活を終える時に心からやりきったと思えるよう

一瞬一瞬を大切に自分の本能に従って

これからも過ごしていきたいと感じます。

特に今シーズンは自分の人生の中でも大一番のシーズン。

この1年を後悔の思い出にはしたくありません。

今シーズンを終えた時、笑顔で終われるかどうかは

今の自分自身にかかっています。

入れ替え戦まで残り３週間ほど。

万全な状態で闘えるよういい準備をしていきます。

毎日に全力で、後悔のない日々を。

ヴォスクオーレ仙台 ＃9 平澤 凌