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【#1093】非正規雇用という言葉をなくす

お元気ですかー?
今日のnoteは「非正規雇用という言葉をなくす」というテーマのお話です。

なんと差別的な・・・

皆さんは、「非正規雇用」という言葉に違和感を感じたことはありますか?
僕はバリバリにあります。もちろん、人材サービス17年選手だからということもありますが、正規ずなんて、すごく差別的だなと昔から思っていました。
定年まで雇用契約があって、年功序列職能給だったら正規ということで、晴れて正社員なんですかね?(ちなみに正社員というのは法律で定義された意味は存在しない言葉です)

僕は、派遣サービスを取り扱うようになってから、人材サービスに従事するようになってから、ずっと、正規・非正規という言葉がなくなって、働き方の選択肢が増える世の中を目指しています。


変わったようで変わっていない

さて、僕はそんな思いで17年間、仕事してきました。
もちろん、僕の力でどうこうなるような話ではないのは承知しています。それとは別に、この期間に正規・非正規という言葉はどうなったでしょうか。

僕の結論は、「変わったようで変わっていない」です。
最近はギグワーカーという言葉が出てきて、それをあえて非正規雇用と分類することもないので、ことさらに正規・非正規と区分けすることは減ってきているように思います。(言葉は存在しているし、まだまだ雰囲気程度ですが)
ただ、ギグワーカーや業務委託が労災保険に加入できる的な議論などは、(良いことですが)やはり、正社員的な働き方を是としているようにも感じます。

「業務委託の方が、フリーランスとしてリスクがある分賃金が上がって民間の保険に潤沢に加入できるようになる」という未来もありだと思うのですが、基本的には正社員の制度に近づけるような議論になります。
結果的にはすでにある制度を使ってもらう方が社会全体としていいかもしれないですが、そういう意味ではなく、正社員が当たり前のものという前提で議論されているように思います。

逆説的ですが、正社員という言葉が使われなくなるくらい働き方が多様にならない限りは、非正規雇用という言葉や扱いも変わらないのかもしれません。

・・・そういえば、竹中平蔵さんが2015年に「正社員をなくしましょう」と同じ意味で言って大炎上していましたが、それから9年後の今、同じことを言ったら同じくらい炎上するのでしょうか。(なんとなく、やっぱり炎上しそうだ)


正社員は当たり前

なぜ、今、僕が正規雇用・非正規雇用という差別の話をしているかといいますと、次回、派遣や契約社員、アルバイトで働く人向けに『「正社員が当たり前」ということを前提にして作戦を立てないとしんどくなる』という話をしたいからです。

言い訳っぽくなっちゃいますが、僕は正社員が当たり前という世の中はあまり好ましくないと思っています。選択肢がないからです。正規が決まっていたら、そこから外れちゃう人がつらすぎます。そうじゃなくても追い詰められちゃう。
でも、僕のようにこの差別と戦っている人はたくさんいますが、正直、全然変わっていないのです。

なので、僕は「非正規雇用をいう言葉をなくす」ためにこれからも頑張るということを宣言させて欲しいです。
で、その上で、まだまだ「正社員が当たり前」の世の中でどのように作戦を立てて働くと良いか、特に派遣社員の方に向けて、次回お話しします。

最後に

今日のnoteは「非正規雇用という言葉をなくす」というタイトルでお話ししました。
次回、「正社員が当たり前の世の中で、どう働くか」という話をするにあたって、僕自信が「正社員が当たり前の世の中」を変えたいと思っていることを宣言したかったからです。

派遣やアルバイト、フリーランスだって選択肢であると言っている僕ですが、大学中退したときは意図的に正社員にこだわりました。当たり前から外れなければ、なんとかなると信じたからです。そして、この判断は正しかったと今も思っています。
次回はその辺りからお話しします。

では、また!




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