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【5分でわかる】物事の流行り・廃りと、選びたい仕事について

こんにちは、こんばんは、りょうさんと申します。

さまざまな「人生をちょっとラクにするテクニック」を載せていっています。

今回は、物事の流行り・廃りと、それに関連して、仕事の選び方についての話をします。

就職や、転職で仕事を選ぼうとしている人や、ただ漠然と仕事に対して不安を感じている人の参考になってくれればと思います。


■物事の流行り・廃り

物事の流行り・廃りはほぼ全て下記のような流れに沿って進んでいくと考えています。

  ①ほとんど誰も手を出さない、
   手を出してる人が変人扱いされる。
   そもそも何なのかさえ周りに理解されない。

   ↓

  ②少しずつ話題になってくる。

   ↓

  ③沢山の人が流入してくる。

   ↓

  ④若干飽和状態になってくる。

   ↓

  ⑤①~②あたりに参入した人たちが販売する
   教育コンテンツやノウハウなどが供給過多
   になってくる。
   (本業で稼ぎの向上が鈍る
     or 稼ぎ自体が減ってしまう為)

   ↓

  ⑥競争激化。

   ↓

  ⑦効率化、縮小化してくる。

   ↓

  ⑧勝ち組と負け組が二極化する。
   勝ち組は、①の段階で参入している人か、
   かなりの実力があるか、強運の持ち主のみ。

   ↓

  ⑨市場が縮小し、勝ち組だけで細々と長く続く。
   元々のマーケットが大きい場合は
   細々と見えないが、
   繁栄期よりは確実に大きく縮小している。


■例えば仮想通貨

最近の例で考えると、ビットコインなどの仮想通貨は目まぐるしい早さで、まさにこのような道を歩んでいました。

始めは、「ビットコインって何?」「ゲームの中のお金?」ぐらいにしか思ってなくて、始めている人は変人扱いされていた時期がありました。

しかしその後、少しずつ「なんだか本物のお金の代わりになるらしいぞ」とか「儲かるらしいぞ」とかいう話題性が出てきて、沢山の人が流入してきました。

そして人が多くなり、最初から始めていた人も儲かりにくくなったところで、一気に「仮想通貨やブロックチェーンに関する教育コンテンツ」が増加して供給過多になってきています。

最終的に今は、ピークと比べたら大分経済規模は縮小して、細々としか続いていません。

その他にも、流れる早さはそれぞれですが、日本のお家芸であったテレビ、家電産業、自動車産業なども同じような道を辿りつつあります。


■最も選びたい仕事について

そこで、皆さんに選んで欲しい仕事についての話になります。

仕事をするならば普通は、できるだけ長い期間働きたい、と思うはずだと思います。

流行り・廃りの流れが最初に出した①~⑨の通りだと考えた場合、①に近いほど長い期間その業界が繁栄すると考えていいでしょう。

よって、①にできるだけ近い時点で仕事を選ぶべきです。

本当にその業界がこれから成長すると理屈の上で思えるなら、周りの人にどう思われようと選ぶべきです。

ちなみに、無料動画配信サービスのyoutubeは、ノウハウ系の情報が異常に増えてきていることから、現在⑤あたりだと推察されます。

今の小学校のなりたい職業で「youtuber」が一位らしいですが、今の時点で⑤だと考えると、今の小学生が大きくなった頃にはかなり市場が縮小しているし、一握りの勝ち組になるのはかなり厳しいだろう、などとという考察ができます。

①の時点でこれから伸びる業界を見つけるのは指南の技ですが、①→②→③と数字が大きくなるにつれて、見つける難易度も低くなっていくので、①で見つけるのが厳しい場合は、②、③あたりの今、成長している業界を探してみてください。

但し「見付けやすさ」と、「先行者利益の得やすさ」はトレードオフの関係がありますので、できるだけ他人が目をつけていない時期から選ばなけれはいけないことは変わりません。

現代社会は、常に走り続けなければバランスが取れない自転車のように、新しいものを創出し続けていかなければ経済が成り立たないようにできています。

たとえ同じものを作り続けていくとしても、新しい価値を付加し続けられなければ、この社会では生き残る事はできないという事です。

同じ製品、同じ仕事のやり方で何十年も続けている会社は、この先の激動の時代を生き抜いていく事は厳しいでしょう。

過去の成功体験にしがみ付かず、①~⑨のサイクルを何度も繰り返す覚悟をしっかりと持っている企業が、長い期間利益を獲得し続けられる企業です。


■その他の選択肢も

その他に「大きな利益はいらないから穏便に暮らしたい」と思う人も居ると思います。

そのような方は、⑨あたりになってから長い期間が経過している低空安定飛行型の業界を狙うのがオススメです。

あまり大きな儲けは期待できませんが、一度入れれば安定してその産業に居続ける事ができます。

また、何度かブームが再燃する事もあり、その時の為に「敢えて業界を変えない」という選択肢も戦略上良い事だと思います。

普通のブームの場合は少なくとも世間の人が一度忘れる(もしくは世代交代する)必要があるので、1サイクル10年以上はかかります。

ただ、技術に関するブームは、新技術が開発 or バージョンアップされるかどうかの時期に関わるので、素人にはほとんどサイクルにかかる時間は予想できません。

この選択を取る場合は根気よく観察し、同じ業界の仕事を続けていく覚悟が必要になります。


■気を付けるべき業界

業界を選ぶ上で、もう一つ気を付けて欲しい事があります。

「普通に生活していて勝手にその業界の情報が入ってくるような業種」で働こうと思う際は気を付けてください。

ほぼ確実に競争が激しいか、過酷な仕事であるはずです。

例を挙げると、芸能界、教師、ミュージシャン、ゲーム業界、大手企業等です。

上記の業種は事業を行う事自体が人目に付くことになるので、常に宣伝している事と同じで、希望者も多くなり、入社する際の競争も激しくなります。

業界を希望する人が増えれば生き残る為の競争も激しくなるし、次から次へと人材が流入してくるので人を引き留めるような待遇アップの施策を行う必要性もなくなります。

やりたい仕事を選ぶのを否定する事はしませんが、そのような業界で働く際は、かなりの覚悟が必要という事だけは覚えておいて下さい。

(但し、大手メーカーなどは、消費者向けのイメージアップの為にも、待遇が良い場合があります。その代わり、入社競争が熾烈です。)


■まとめ

・物事には流行り、廃りがあり、どれも同じようなサイクルで回っている

・例えば、最近では仮想通貨などをイメージするとわかる

仕事を選ぶ上で、できるだけ流行サイクルの初期を選ぶことが有利な条件である

・「大きな利益はいらないから穏便に暮らしたい」という方は、既に飽和安定してから長い期間経過した業界を選ぶ事で、安定してその産業に居続ける事ができる

・もしくは、次のサイクルを待つ為に、敢えて衰退しかけている業界に身を置く方法もあるが、忍耐力が必要

・「普通に生活していても勝手にその業界の情報が入ってくるような業種」は競争が激しい為、かなりの覚悟が必要


以上、物事の流行り・廃りと、選びたい仕事についての話でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さんの就職、転職、人生設計がうまく行きますよう祈っております。

一週間くらい経過したら、また誰かの役に立ちそうな話を載せます。

また来てください。

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