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「何」も気になるけど、「なぜ」はもっと気になる

「好きな食べ物は何ですか?」
「好きな色は何色ですか?」
「オススメの本は何ですか?」
「将来の夢は何ですか?」

相手との会話において、相手を知るためによくある質問って「何」を聞き出すものが定番だ。それが相手を構成している枝葉の部分だから。

私もすっごく気になる。特に自分が憧れている人・ロールモデルにしている人とかがおすすめにしているものとか場所とか、自分も真似したり行ってみたりしたくなる。

そんな「何」の部分も気になるんだけど、それ以上に気になるのが「なぜ」の部分だったりする。

「その食べ物が好きなのはなぜなのか」
「その色が好きなのはなぜなのか」
「なぜその本がオススメなのか」
「なぜそれが将来の夢なのか」

「なぜ」にはその人の思考回路が詰まっている。その決断に至った背景、そこに至るまでの過程。さらに深掘りをすると、その人の過去まで見えてきたりする。もちろんその背景・過程は綺麗ごとばっかりではない。何かを諦めた過去や妥協した経験だってあるかもしれない。対照的に未来に対してのものすごい希望だってあるかもしれない。

「なぜ」は「その人らしさ」の象徴なんじゃないかな、って。

たまに「直感で選びました」みたいなこともあるだろう。その言葉だけ聞くと「何も考えていない」ように見るかもしれない。でももしその人がそれ以外の場面では思考が深い人で、その時だけ直感で選んだとしたらかえってそれは興味が深まる。

いろんな人の「なぜ」を知っていきたいし、自分自身の「なぜ」もしっかり考えていきたい。


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