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足元を見つめ直す時間

世間にとってはゴールデンウィーク終盤。
最終コーナーを曲がり切ってラストの直線。今日明日を満喫するという方が多いのではないだろうか。

何を隠そう、私にはゴールデンウィークというものは存在しない。
祝日休みが現状はないため、通常の土日休みだ。したがって祝日を感じることができるのは、朝の公共交通機関の人の少なさ。

ただもうそれも4年目のことなので慣れてしまったと言えば慣れてしまった。じゃあゴールデンウィークも何も関係ないか、というと自分の中でもちょっとだけ違う期間だ。

上の記事は2年前のゴールデンウィークに書いた記事。
そう、ゴールデンウィークはある種「準備をする時間」だ。

世間が休みであるのと同様に、サービスを利用する方々も比較的休みの方が多い。就労移行支援という場所の特性上、就職・復職した時、一般的には祝日休みが多いだろう。だから通所を強制することなんて当然できない。投げかけることは出来るけど。

そんなわけで通常の日が超高速回転で回っているような日常も、ゴールデンウィークはその回転が高速回転くらいにゆっくりとなって回る日が続く。

やりたかったあんなことやこんなこと、出来ていなかったあんなことやこんなこと、考えたかったあんなことやこんなこと、そんなことたちに時間を費やすことが出来る。

昨日、久しぶりにランニングをした。

2週間前にコロナになってから、すぐに働けるくらいに回復はしたけど咳はしばらく止まらなかった。ようやく完治に近づいて天気もよかったので外に足を伸ばした。気持ちにもだいぶ余裕が出てきた頃だった。

半袖短パンで走っても寒くない、むしろ心地いい気温。
夕日の綺麗さ。走った後に流れてくる汗。

どこか懐かしさを感じた。
この感覚、やっぱいいなぁって思った。
汗を流すって、疲れるけど体も心も整うな、と。


根をつめすぎず、余裕を持ちながら事を進めよう、という話がある。
息抜きも大事だよ、という声もある。

それらが大事なのは百も承知のうえで、本当に余裕がない時、そういった選択をとることが出来ない人の方が大半なんじゃないだろうか。

目の前のことに精一杯になっているとき、空の綺麗さにも気付けないし、自分の足元に目を向けることも出来ない。だからこそ、このゴールデンウィークはちょうどよく、自分の足元を見つめ直す期間になった。


明日もまた仕事だ。
皆さんは残りのゴールデンウィークを楽しんでください♪

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