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描くための読書録:山地酪農 - p.3

おいしいって?

さて最終章を読んだことだし、第1章 私たちが飲んでいる牛乳に立ち戻ろう。
第1章では自分たちの足元から見直してみる章だ。

おいしいという概念は、先天的なものと後天的なものがあると、フードライターの重鎮マッキー牧元さんに教えていただいた。

人間の本能として、エネルギーになるものと身体で生成できないミネラルをまず欲する。脂質・糖分・塩分だ。子どもが好きなメニューは大抵、オイリーで甘じょっぱい。そして、毒を見分ける必要があるため、苦いものや酸っぱすぎるものを赤ちゃんは食べたがらない。
こういうものが先天的なもの。
そして、後天的なものは、環境や経験からくるもの。

先天的なものと後天的なものが合わさって、人それぞれ美味しいと感じる。
つまり、おいしいは無限大なんだ。

中洞さんがいうには、ほんとにおいしい牛乳ってのは、牛から出たばっかりの生乳ではなくて、10分ほどかけてゆっくり沸騰しないくらいで沸かした牛乳がいちばんうまいとか。めっちゃ飲んでみたいな。

よくいう牛乳臭さというのは、120度の超高温殺菌で牛乳が焦げた臭いと、紙パックの紙の匂いが移った臭いで、新鮮な生乳はさらりとしていて全く嫌な臭いはしない。
実際、低温殺菌処理を行う阿蘇の阿部牧場の牛乳を飲んだ時はびっくりした。牧草で育った牛の牛乳はめちゃくちゃサラッとしていて、牧草の香りがかすかに香る。その牛乳を使ったミルクアイスも同じようにさらりとしている。

今日は読まずに書きすぎた。
また明日。


描くための読書録
本に書いてあるテーマはとっても気になるからこそ、本は買うけどなかなか読み進められない。本を読むのが遅いので、それならば文章を書くため、何かを新たなものを描くために読めば、読むのも進むのではないかと思い、徒然なるままに書き、その流れで本を読んでみようという至極個人的な小さなチャレンジです。
想いのままにやるので、読みたいところまで読んで次の本に行っちゃうかも知れませんがすいません。。

 まず読み進めるのは、山地酪農のパイオニア なかほら牧場の中洞正さんの「幸せな牛から美味しい牛乳」です。一部、この本から文章を引用しながら書き進めていきます。


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