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一時帰国は一瞬で過ぎ去った

これから、14時間プラス3時間の退屈な退屈なフライトに乗り込む。
長いと思っていた2ヶ月弱の一時帰国も、終わってみるとあっという間に消化してしまった。

中々に濃い日々であった。なんといっても帰国後3日目に洋服の青山で購入した礼服が大活躍。たった58日のうち5日も使用した。内訳は、葬、婚、(葬)、葬、婚。え?どうなっているんだ、感情がジェットコースターのようでぐちゃぐちゃだよ。
親友は結婚し、家族が増える。養ってくれた家族に晴れ姿を見せて、その喜びを分かちあう。一方で養ってくれた家族を失った親や叔母、孫である僕ら。対比するものではないが、改めて変化の多い歳頃になったことを実感する。

 実家はとても居心地がいい、快適。実家にいると、僕はいつまでも「子」だ、自分でやればいいこと、そんな大したことではない家事だって、やってくれる。最初は自分でやるとか意気込んでたのに、気づいたら甘えてる。監視するものも、気を張るべき環境もない、なんでも受け入れてくれる場。
その快適さが故に、ずっとは居ることはやはりできない。自分に対しても甘々になってしまうし、時間がたっぷりあるからやろうと思っていた学習も、ほぼやらずじまい。家にずっと居るのはできない性分、親の車で出かけたり友達との予定を詰め込んだ。少しの期間だが、商店街のお祭りのバイトに参加した。中々普段でもやらないお仕事は、長い間商いをする多彩な人々と知り合う良い機会になった。

 ただ、はやくしっかり働きたいと思うようになっていた。お金も地位も今ない自分は、誰かに頼らないといけないし、限られた範囲での選択になる場面も多い。自信を持って行動し、他人をも動かす人になるには、もう少しお金の面も、働く面も確立させた自分でありたい。

 焦ってもしょうがないし、自分の選んだ道を後悔しているわけではない。そしてこれから第二の挑戦が始まる。前回とは訳が違う再渡航、子供のようなワクワク心はもうないが、前よりも充実させてやるという心意気で臨むつもりだ。

 多分僕はなんとかやっていける。快適で楽しい日本を離れるのは正直きつい。でも、この2ヶ月で会ってくれた最高の友達たちに、また面白いお土産話を作らないとね。

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