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エンタメに生きたくて。

僕にとってこの1年は大きな節目になりました。

このnoteを機に、CRAZYを離れたことが伝わってしまった方には、こういった形でのご報告になってしまいすみません。

ただ、変化は全くネガティブなものではなく、大きな夢への一歩であることを少しだけ丁寧にお伝えしたく文字を綴っていきたいと思います。

このnoteは劇団ノーミーツ1周年記念企画「劇団員24人全員がnote書く」のひとつです。劇団ノーミーツ藤原が書いています。その他の劇団員のnoteはhttps://note.com/gekidan_nomeets/n/nc88bbc7786b1

1、変化のきっかけ

コロナ禍に入る前に僕に変化のきっかけをくれたのは、僕自身の結婚式でした。僕が所属していたCRAZYという会社が手掛けるCRAZY WEDDINGで式を挙げました。そのプロセスで、自分はどんな人生を生きたいのかを大きく考えました。奥様の存在がとっても大きいのですが、結婚式の中でも僕が叫んだのは、「エンターテインメントに生きたい」という自分の本心でした。

※結婚式当日のショートムービー

エンターテインメントに生きたいというのは、漠然としてますが、僕の中では、観る側から創る側にで生きたいと言った意味を持ってました。少し原点の話をすると、教育家庭で厳しかった僕の家庭で両親が、唯一与えてくれたのがディズニーでした。そして、特に厳しかった父親が遊びに行って笑顔になっていたのがディズニーランドでした。そんな影響を受け、僕自身はいつしかウォルトディズニーを超えたい、ディズニーランドを超えるパークを作りたいという夢を抱くようになったのが、僕のエンターテインメントへの原点の一つです。

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※笑っている写真は見つからずwディズニーランドでの写真

結婚式でのきっかけを機に、僕自身起業を考え始めました。自分から発信できる会社をつくりたい。そんな時に出会ったのが広屋くんでした。初めてこんなにもエンターテインメントを心から熱く語れる人に出会えたことが嬉しくて、その晩に奥様に熱く話した記憶があります。

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出会った当時の写真ではないが、好きな写真

広屋くんも起業を考えていたこともあり、一緒に会社を起すことを決めて、準備を進めていきました。資金は全くないけども、手触りのあるエンターテインメントをつくれるワクワクに突き動かされてました。もう登記だねと、あと一歩だったタイミングに訪れたのが、コロナでした。

2、劇団ノーミーツの仲間との出会い、オンラインエンタメとの出会い

コロナで予定していた案件はすべて飛び、振り出しに戻りました。CRAZY自体でも大きな変化もあり、当時はできる企画をとにかくやろうとして、数多くのプロジェクトを僕自身はやれる範囲でやってました。その中で広屋くんが力を入れていた劇団ノーミーツがヒットしており、長編公演を機にジョインしました。

スクリーンショット 2021-03-27 2.44.09

当時感動したのは、スピードとクオリティと圧倒的な熱量。おこがましいですが、「時代をつくっている」その気持ちがどんなにきつくても身体を動かすエンジンになっていました。

ディズニー同様にリスペクトしているピクサーのジョン・ラセターが言ってたように「情熱×新たな技術」がこのオンライン演劇/オンラインエンタメに、そして劇団ノーミーツに集まるメンバーだったら、掛け算となり、新たしいエンターテインメントを心からつくれる。そう確信しました。

きっと僕は、「ディズニーを超えるエンターテインメントをつくりたい」を語っている自分が好きだったけど、初めてその自分を超えて、本当の夢に近づける機会に出会った時、全てをかけたいと思って、CRAZYを離れる決断して、劇団ノーミーツにフルコミットすることを決めました。

3、たくさんの挑戦だった1年。

この一年大きな挑戦をたくさんさせてもらい、たくさんエンターテインメントをつくれました。僕自身は、テクニカルディレクターという役職で、オンラインエンタメの配信の設計とオペレーションを担わせてもらいました。昔から機材が大好きだったことと、中高時代は自分が表舞台に立つことが多かったことで裏方をやる時に気持ちがわかるので、この役職はとっても楽しいです。

門外不出モラトリアム

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むこうのくに

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それでも笑えれば

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ビバラバレンタイン

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■ フルリモート演劇形式(4公演+1運営)

門外不出モラトリアム、むこうのくに、それでも笑えれば、HKT48「劇団はじめます。#劇はじ」、全国学生オンライン演劇祭

■ オンライン演劇形式(4公演)

ZOOM歌舞伎、MISHIMA2020、令和源氏物語、サンリオピューロランド「VIVA LA VALENTINE」

その中でもオンライン演劇を作っている時はたくさんの挑戦だらけでした。リモートでのオペレーションは基本一人なので大変でした笑。本当に大変だった時は、足を使ってマウスと、スイッチャーをいじっていた時を思うと、自分の中の限界にすごくすごく挑戦してました。

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PC複数台でのオペレーション/むこうのくに

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ドローンを使って初の会う演出/それでも笑えれば

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5日間20公演/HKT48「劇団はじめます。#劇はじ」

余談ですが、かなりの難易度の現場で人事を尽くしきった後には必ず最寄りの神社にいき、お祈りをすることが毎公演の朝のルーティンになりました。

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三崎TEHAKUでの配信時に通った海南神社/劇はじ、全国オンライン演劇祭

そして、この挑戦を全力で支えてくれている奥様がいてこそ成り立っています。公演の際には、実家に行ってもらうか、僕が別スタジオにこもるかの離れる生活も許容してくれる奥様に本当にいつも感謝です。

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4、今年はもっと挑戦を

この1年がんばったからこそ、さらに今年は大きなチャレンジをテクニカルとしても、個人としてもしていきたいと思ってます。オンライン演劇の拡張の道をもっと模索したいし、テクニカル起点の作品づくりももっとチームを巻き込んでチャレンジしていきたいです。

2021年は「待たずに攻める」が大きなテーマです。テクニカルは物語起点からすると、下流になることは多いのですが、今年はより違う角度からも表現領域を広げたいと思ってます。

何よりも劇団ノーミーツには、圧倒的なスキルを持っているテクニカルメンバーがいるからこそ、僕が夢見てきたディズニーの技術を支えているチーム「ディズニー・イマジニアリング」を、僕らなりの角度で超えていくのも夢でない。リアルな舞台とオンラインをかけ合わせながら、新しいエンタメに挑戦していきたい。

Disny+でやっている「イマジニアリング」は今年一番の学びがありました

変化を恐れては面白い結果は絶対得れないことを痛感した1年だからこそ、自分のスキルや経験だけでなく、チームづくりにももう一歩踏み込んで頑張りたいと思います。

本当に振り返ると最高の1年でした。心の底からノーミーツのメンバーに出会えなかったら今の僕はありません。めっちゃ大変だったし辛かったこともたくさんあったけども、乗り越えてきた今日が儚く尊いです。この1年間本当にありがとうございました。

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初期頃の写真笑 みんな若い。

そして、新たな1年ももっともっと面白いチャレンジしましょう!!祝1年本当にありがとうございました!

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p.s CRAZYという会社では、社員は離れたものの、節目に実家に帰るような気持ちで「長男」という役職で関わっています。主に、忘年会や手が足りない時や、周年や入社式などに顔出すことやってます笑 ほぼ仕事ではない、つながりにとても感謝しつつ、ノーミーツで頑張れるのもある意味で帰える実家があるのも一つ。感謝。

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